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がん治療再考!--- 消化器内科の先生の話を聞いて
    • 20. kei
    •  
    • 2016年02月08日 16:15
    • SulSup先生、角さん

      keiです。早速のアドバイスありがとうございます。
      昨年9月のPSA検査で0.32に上昇したため、10月にPET-CTを受けたのですが検知されず経過観察となりました。今月下旬にPSA検査を予定しており、その結果をみて、SulSup先生のアドバイスに従い、今度は造影CT、骨シンチでの検査をお願いしようと思います。

      最初にステージCと診断された時、担当医から“摘出手術よりも周辺部含め治療可能な放射線治療を勧めるが、浸潤部位からすると手術も不可能ではない”との診断を頂き、私の希望で手術して頂きました。手術自体はうまく行って術後の尿漏れも全くなく、選択したことには満足しています。

      また投稿させて頂きます。本当にありがとうございました。
    • 19. 角さん
    •  
    • 2016年02月08日 14:28
    • 紫陽花さんへ

      いつも、コメントありがとうございます。
       ご主人との時間お過ごし方、とてもいいと思います。ご夫婦でそういう時間を重ねられるのは何よりと思います。
       自分も、妻と買い物ついでに食事をしたり、天然酵母のこだわりパンやさんでちょっとお茶を飲んで話したり、料理をしたり、燻製を作ったり、花を植え替えたりしてゆっくり過ごしていますよ。また、パソコンが得意で好きなので、それもいろいろ凝っています。
      日曜日には、高校受験生に家に来てもらい、英語を教えたりもしています。

       また、歩くと足のしびれが感じられるのですが、最近買ったばかりの電動アシスト自転車に乗ってみると、しびれが全然感じられないので、運動にもなるし気分転換にもなるので重宝しています。
       ちょっと遠くで重い物・大きいものを買うときは、妻の車でいきますが、3~8kmの範囲なら、自転車もいいです。特に晴れて暖かい日には、柔らかい日差しを浴びて走るのが好きです。

      ってな具合で、ブログの病状の深刻さには似つかないような、毎日を過ごしております。 
    • 18. SulSup
    •  
    • 2016年02月08日 11:33
    • keiさん、角さん

      続きです。
      PSAノイローゼになったというお気持ちはよくわかります。
      おそらく以前の角さんもそのような雰囲気がありました。
      私が診ている患者さんでも、診察室に入ってくるやいなや、PSAはどうでしたかと効いてくる患者さんはいます。
      そういう患者さんには、画像と症状なども合わせてみていきましょうと言ってはいるのですが、なかなか角さんのように理解してくれないことも多々あります。
      PSAで一喜一憂しないことが重要なのですが、こればっかりはなかなか難しいですね。
      これに関しては、角さんのこのブログを見て、考えていただくしかないと思います。

      とにかく、まだ悲観するレベルにはなっていないので、しっかりとホルモン療法などの治療を受けて、画像検査も定期的に行ってください。 
    • 17. SulSup
    •  
    • 2016年02月08日 11:27
    • Keiさん、角さん

      前立腺癌に対する前立腺全摘除術の適応は、ステージCでも行っても構わないと思いますが、日本の現実では、2005年に全国規模のデータを九州大学がまとめたデータでは、5年非再発率は、高リスクで約50%です。
      現在では、ロボット(ダヴィンチ)もかなり導入され、繊細な手術ができるようになってきたとはいえ、5年非再発率が70%くらいまで向上したかどうかはなんともいえません。
      それに対して、高リスクに対しての放射線療法はホルモン療法後に行うことが多いと思います。
      放射線は、IMRT、Seed+IMRT、HDR-ブラキーセラピーなど高線量を照射することによって、5年非再発率は80%くらいに改善すると思います。
      精嚢までの浸潤度が高いほど、精嚢まで高線量を照射できるHDRが良いかもしれません。ただし、放射線後もホルモン療法をしばらくは継続する方が良いでしょう。
      あくまで、再発率というものは確率論なので、精嚢まで浸潤があっても再発しない患者もしますし、浸潤がないような患者でも再発することはあります。
      ですから、少しでも再発率を低い治療を希望するのなら、放射線+ホルモン療法となるでしょうし、とにかく白黒しっかりさせたいと思うのなら手術が良いかもしれません。
      これは、患者と主治医の判断によると思います。

      keiさんの場合ですが、既に再発しているのですが、まだホルモン療法を使用していないということですので、まず、造影CT,骨シンチ、PET-CTなどによってどこが再発部位かをあらためて確認したでしょうか。
      もし、再発部位が骨盤内ならまだホルモン療法はせずに放射線という手段はあるかと思います。しかし、既に肺転移もあったとのことなので、それで十分かは画像次第でしょう。
      ただ、ホルモン療法をすれば、PSAは低下するでしょう。
    • 16. 角さん
    •  
    • 2016年02月08日 06:34
    • keiさんへ

       2016年01月13日 00:32以来、2回目のコメント、ありがとうございます。
      このケースも、SulSup先生のコメントが欲しいですね。

      前も書きましたが、
       KeiさんのようにT3aN0M0と診断され、前立腺摘出手術。悪いところを除去したはずなのに、肺に転移し、部分切除手術(術後の検査により転移性前立腺がんと判定)となり、それに関連した何かがくすぶっている感じというのは、相当やるせないお気持ちになると思います。

      >現在は定期検査が不安で、ちょっとPSAノイローゼ気味です。
      >次の診察で多分、担当医からホルモン治療への移行を提案されると思います。
       
       素人判断ですが、前立腺摘出しても、それでもPSAが上がってくるというのは、他の増悪している部分があるからでしょうか。ですので果たしてそれに「ホルモン剤」がいいのか「抗がん剤」がいいのか、この辺のところ知りたいですね。?

      今回の記事の中で、がんセンターの消化器内科の先生が自分に言われた言葉が思い起こされます。
      ---------------------------------------------
      【根本治療とは】
      ④肝臓・骨の転移は確認されているが、おそらく目に見えてないところ、画像で把握できてないところにも、病変があるはずだ。そういうところも含めて治療するには、血液に薬をのっけてあげて、見えている病変、見えてない病変を含めて、身体中に血液を行き渡らせて、薬で叩けるうちは叩いてあげましょうよ、というのがこの状況での治療の根本の考え方になる。 
      ---------------------------------------------
      これは、もう抗がん剤の話しです。 
    • 15. kei
    •  
    • 2016年02月08日 00:56
    • 角さん

      1月に投稿しましたkeiです。繰り返しですが、3年前60歳の5月の生検でG.S.7、ステージCとの診断で、9月に前立腺摘出手術、翌年9月には肺転移で部分切除手術、今日までホルモン治療は無く、但し徐々にまたPSAが上がり始め、昨年12月で0.44まで来たという状況です(3ヶ月毎に0.1程度上昇)。現在は定期検査が不安で、ちょっとPSAノイローゼ気味です。
      次の診察で多分、担当医からホルモン治療への移行を提案されると思います。

      今回は大変重い内容で、近い将来、私の身に起こり得る治療行為とその方向性を身をもって体現され、かつ冷静に分析されていることに感銘いたしました。読んでて目が熱くなりました。

      私の場合は、CRPCに至るまでには、やはり、少しでも可能性があれば色々なもぐら叩きに取り組んでしまうことでしょう。そして選択肢がほぼ限定されたときに、ようやく角さんの心境に辿り着けるんだろうと思います。

      家内は、私が動けなくなったら世話をするから、とにかく長生きしてくれと言っててくれます。少しでも見掛け健康に、女房とアチコチ旅行へ出掛けられるよう頑張るつもりです。

      角さん、頑張って下さい。
    • 14. コマ
    •  
    • 2016年02月08日 00:04
    • SulSup先生
      お忙しいなか、コメントいただきありがとうございました。
      先生なら…こういう治療を…といったところまで、お話いただき、本当にありがたいです。

      父は現在69歳です。
      最近のPSAの値は、
      7月10日 3.4
      9月4日 1.19(7月に肋骨への放射線を行なったので下がったのか…と)
      10月2日 1.19
      11月6日 2.3
      1月8日 2.99
      2月5日 4.18
      です。
      イクスタジンが効かなくなった時に、主治医の先生に女性ホルモン製剤の事も聞いてはみましたが、主治医の先生は、あまりいいお返事ではありませんでした。
      5クール目の後にPSAが下がった方もいらっしゃるとの事、まだ諦めず、後1回か2回、見守っていきたいです。

      角さん
      この場をお借りして、お礼申し上げます。SulSup先生へお話を振っていただき、ありがとうございました。
      そして、迅速にお返事していただいたSulSup先生、ありがとうございます。
    • 13. SulSup
    •  
    • 2016年02月07日 23:32
    • コマさん

      お父様は全摘除術を受けたということなので、それほど高齢ではないと察します。イクスタンジ、ドセタキセルを使用中のPSAの値、Alpなどの骨代謝マーカー、骨シンチやCTなどの画像所見の経時的な変化ががないため、断定的なことは言えません。
      私の症例では、ドセタキセル5コース目でようやくPSAが低下して患者さんもいます。
      ただ、ドセタキセル使用後もずっとPSAが上昇し続けているのなら、ザイティガを使用してもほとんど治療効果は期待はできないでしょう。
      これは、アンドロゲン感受性細胞がほとんど存在せず、かつアンドロゲン非依存性細胞もドセタキセル抵抗性となってしまっているからです。
      しかし、もし、ドセタキセルでいったんPSAが低下してPSAが再上昇したときは、ザイティガが効く可能性はあると思います。
      ドセタキセル使用中にまたアンドロゲン感受性の細胞が復活してPSAが上昇している場合もあるからです。
      今回の場合は前者の場合が考えられますので、ザイティガは期待できないでしょう。
      ただ、主治医の言うように抗癌剤で体力も落ちているので、カバジタキセルを使用する前に息抜き(体力の回復)としてザイティガを挟むという考えもなくはありません。
      しかし、私だったら、ドセタキセルを使用しながら、プレドニンをデカドロンに変更してみます。
      あるいは、息抜きとしてザイティガではなくデカドロンを使用するかもしれません。女性ホルモン製剤にするかもしれません。
      デカドロンや女性ホルモン製剤は作用機序が異なる場合があるからです。
      ちなみに、ドセタキセル、デカドロン、イクスタンジ、カバジタキセル、デカドロンという順番で使用して、PSAが再上昇し、またイクスタンジに戻したらPSAが低下したという骨転移のみの患者さんも私は経験しました。それぞれの治療薬が毎回反応した患者さんもいます。
      こういう患者さんは珍しいとは思いますが。 
    • 12. コマ
    •  
    • 2016年02月07日 23:17
    • 角さん
      早速のコメントありがとうございました。
      不安に思っている事をこうして聞いていただける場所があるだけで、とてもありがたいです。 
    • 11. 紫陽花
    •  
    • 2016年02月07日 22:48
    • こんばんは、これからも、いろいろあると思います。
      主人は日常生活は何とか頑張っております。ヤオコーに20分程かけて
      ゆっくりと歩いて行き、コーヒーを飲んで一休み
      その間に私は買い物、このパターンを一日おきに行ないます。
      毎日を大切に過ごしております。
      角さんもゆったりと前向きで頑張ってください。 
    • 10. 角さん
    •  
    • 2016年02月07日 19:44
    • コマさんへ

       コメントありがとうございます。
       2回目のコメントですよね。遠慮なさらないで書き込んでください。ここは、自分よりSulSup先生のアドバイスを求められた方がいいと思います。
       必ずアドバイスしてくだるかどうかは先生の都合にもよりますが、少し待ってみてください。
      これまでの経過をまとめておきます。
      -------------------------------------------------------------------
      私の父も前立腺ガンです。
      約3年半前に前立腺ガンと診断。グリーソンスコア9。
      リンパに転移もしていないため、全摘出手術をすれば…と思っていました。
      手術後、被膜に浸潤。前立腺付近への放射線を当てました。
      その後、カソデックスとランマーク。

      2014年11月に頭の骨と肋骨に転移。
      2014年12月に頭の骨に放射線。
      2015年1月からイクスタジンを服用。
      2015年7月 CTや骨シンチから、他への転移も見られないので、
            肋骨へ転移したところが、悪さをしている…との事で、
            7月に肋骨に放射線。
      2015年11月 肺に転移。
             ホルモン療法も効かなくなってきたことで、
             抗ガン剤治療へ。
             11月にドセタキセル120ml。
             1週間ほどで白血球の値が900まで下がったので、 
             注射を4日行いました。
      2015年12月 2回目100ml。
      2016年1月  3回目100ml。
      2016年2月 3回目 ?ml。
      ドセタキセルは効いてないのでザイティガ→カバジタキセルとの主治医判断。

      ・コマさんが納得がいかないところ。
      「イクスタジンが効かなくなり、抗ガン剤に移行する際に、イクスタジンの後にザイティガをやっても効果は見られないので…との事だったのですが、今回、ザイティガを挟むことに意味はあるのか…?と思っています。 
      先生は、抗ガン剤を続けるのは体に負担がかかるので…との事で一旦挟むようなお話でした。まだ、ドセタキセルを後1回か2回やってからですから。との事でした。 」 
    • 9. 角さん
    •  
    • 2016年02月07日 19:10
    • まれ姉さんへ

      コメントありがとうございます。
      >角さんやsulsup 先生、がんセンターの先生の話も読めます。

       素晴らしいの一言です。
       何も知らないである場所を探すのと、Google Mapを見ながらたどり着くくらいの差があるのではないでしょうか。
       自分も、最初の1年くらいは、本当に何もわからなかったんですよ。解説サイトはあるものの、それが自分の現実とどう結びつくのか、そして治療の行き先は、単なる一般論でした。簡単にいえば、いろんなところのサイトの情報をコピペすれば出来てしまうくらいの、血の通ってないサイトが横行していました。
       
       そういうものとは違って、CRPCを生きている自分、その自分のライブの情報、そしてみなさんのコメント、さらにSulSup先生の率直なアドバイス等で、このブログが、期せずして、解説にとどまらない生身の人間の生き様とその治療の記録を示すことができ、CRPCの患者さんに、お役に立ちかつ勇気など心の支えを感じてもらえるものになったことは、自分としても大変嬉しいことです。 

       もうまれ姉さんも、弟さんが直接主治医に話せなくても、その願いをもう代弁し、主治医の言葉の裏も把握できる力をお持ちなのではないでしょうか。それをできるだけ活かされば、乗り越えていかなければならない波がやってきたとしても、もう大丈夫ではないでしょうか。
       今日は、まれ姉さんに、一種の「強さ」を感じました。
       自分はまだまだ、生きますよ。ともにガンバリましょう!! 
    • 8. コマ
    •  
    • 2016年02月07日 18:58
    • 角さん
      拝読させていだだきました。
      ご自身の状態をしっかり把握し、考え、そして前向きなお姿にとても勇気づけられます。

      私の父も2/5に抗ガン剤4日目を行いました。しかし、診察の際に、PSAが上がっていることから、ドセタキセルはあまり効いていない…とのお話でした。後、1回か2回やってみて、効果がないようなら、一旦、ザイティガを挟んでガバジタキセルに移行する…とのお話でした。
      イクスタジンが効かなくなり、抗ガン剤に移行する際に、イクスタジンの後にザイティガをやっても効果は見られないので…との事だったのですが、今回、ザイティガを挟むことに意味はあるのか…?と思っています。
      先生は、抗ガン剤を続けるのは体に負担がかかるので…との事で一旦挟むようなお話でした。まだ、ドセタキセルを後1回か2回やってからですから。との事でした。

      父は抗ガン剤があまり効いていない…とのお話に落ち込んでいます。
      まだ、後がないわけではないから…と話しますが、気持ちが沈んでいます。
      私自身が同じ立場になったら、そのように振る舞えるか…はわかりませんが、角さんのように前向きに生活していってくれたら…と願うばかりです。

      乱文になってしまい、申し訳ありません。
      これからも応援しています。 
    • 7. まれ姉
    •  
    • 2016年02月07日 17:17
    • 角さんへ
      私も今回のブログを何度も読みました。そして前回のブログも読み返しました。きっとスマホの説明書を読むくらい専門的な難しい話なのでしょうが、63才の私にも、どういうことが書かれているのか、わかります。これまで角さんブログを読んできて、コメントのやりとりにも参加させてもらったから角さんやsulsup 先生、がんセンターの先生の話も読めます。内容が理解出来るのです。それくらい、このブログの影響力は大きいです。学びました。時々「疑問をもったり病気を深く知ったことでしんどいなぁ」と弟の付き添いであってもノー天気の方がいいなぁ~と思うことがあります。「ほんとに知識がある方が長生きできるかなぁ。」なんてことまで考えてしましまいます。付き添いの私がです。ごめんなさい。

      でも、私は弟の奥さん代わりとして、これまでいっしょにやれてきたのは、「前向き、上向き、外向き」の、この角さんブログのおかげです。ほんとに角さんが「イクスタンジも、もはや、ここまでか!」と語られた頃からは、毎日このブログをのぞいています。

      次から次へと乗り越えていかなければならない波がやってきますね。エールを贈りたいのですが、こんなメッセージでごめんなさい。もしかしたら私自身にも向けているのかもしれません。 
    • 6. 角さん
    •  
    • 2016年02月07日 13:00
    • SulSup先生 REOさん

      コメントありがとうございます。
       CRPC の患者さんは、治療に自覚的であれば、いつかは自分と同じように治療の見通しと限界を、決断・見極めなければなりません。それは、かなり心の強さが要求されることです。
       そういう意味では同じ前立腺がんの患者でありながら、CRPCの患者さんは治療の問題だけではなく、心の平穏の問題に直面します。

       でも、人間である限り、誰しも「死」は避けられません。自分は、おそらく普通の人よりは早めに鬼籍に入りますが、それが悲しいこととは自分自身思いません。

       妻もずっと見守ってくれていますが、このような思いは共有していますので、我が家は、がんのことに一切タブーはなく、「死」についてさえも普通の話題として話をします。

       傍に「死」を置きつつ、もう一方に強烈な「あきらめない気持ち」を持って、
      あれはダメ、これもダメと窮屈に生きるのはもうやめて、やりたいことをやって今日をきちんと生きよう、
      まだ起こってもいないことをあれこれ心配するのはやめて、自分の生命力・自然にまかせてみよう、
      などと思い、この数ヶ月ぐらいは実際いろんな面でそうしてきましたし、今後もその姿勢を変えずいきたいと思います。
       今回の記事は、重い内容でしたが、自分は今まで通りです。今後もよろしくお願いします。 
    • 5. SulSup
    •  
    • 2016年02月07日 11:56
    • 角さん

      だいたい治療方針が固まったようですね。
      しっかりと治療を続けて下さい。

      また気になることがあれば、遠慮なく質問して下さい。 
    • 4. REO
    •  
    • 2016年02月07日 11:05
    • 角さんの消化器先生との対話を、先生のコメントを含め、
      三度読み直ししました。
      いつもの事ですが、私の指針として大切にします。

    • 3. 角さん
    •  
    • 2016年02月07日 06:05
    • SulSup先生へ

       丁寧なコメント、ありがとうございます。
      自分としてはCRPCに関する、しっかりしたサイトがなかったので
      去年の5月頃は、本当に標準治療を無視した「何か」に活路を見出
      したいと思っていました。
       しかし、先生のおかげで、「まともな」治療のシークエンスを続け
      ることができました。また、自分のブログがCRPCの患者さんに
      一定程度のエビデンスのある情報と自分の実体験をリアルタイムで
      発信するback up もしてくださいました。感謝しています。

       治療についてですが、確かに色々、考えました。でもそれは、
      ずっと前からそうだったのです。がんセンターの消化器内科の
      先生のお話を伺って、色々気持ちは動きましたが、大筋では、
      自分の治療について考えている想定範囲の中にありました。

      自分に残されている時間は、多くても片手で数えられるくら
      いだと思っています。それなら、その時間から逆算して、変な
      高望みはせず、現在の治療のあり方を組み立てようと思いました。

      簡単な結論です。
       先生に教えていただいた、biweeklyのドセタキセルと月1回の
      ゾメタ投与をつづけるだけです。それに、主治医よりプラスする
      ことの提案があれば、相談して決めていこうと思います。
      (その間今少し話題の「オラパリブ」のような薬が出たら試すし、
       でなければそれでよしという考えです。ちょっとこれは欲が出ま
       したね。)

      今後も、今年1月に確立した治療を続けていきます。骨シンチは
      3か月に1回。CTをどうするかは主治医と相談です。今回、消化器
      内科の先生の話を聞いたので、それを元に今度は主治医ともっと
      深く話してみたいと思います。

      SulSup先生、今後もまだ色々ご相談することがあると思いますが、
      忌憚のないご意見をよろしくお願い致します。
    • 2. SulSup
    •  
    • 2016年02月06日 23:23
    • 角さん

      (文章が長くなったので、続きです。)

      ですから、私はあえて言わせていただきます。
      角さんも分かっているとは思いますが、角さんの寿命は限られているのです。
      そこで、その限られた人生の中でどのように生きていくかです。
      もちろん、泌尿器科医としては、QOLを重視しながら長生きをしてもらいたいと思っています。QOLを低下させてまで長生きをしてもらいたいとは思っていません。
      ただ、角さんはこのブログを書くことによって、もう一般の個々の患者さんという立場ではなく、芸能人のような公の人間になっているのです。
      角さんがどのような生き方をするのか、多くの患者さんやその家族が見守っているのです。
      角さんは元教師です。教え子が先生の行動をよく見つめているのと同じです。

      私が主治医だったらどうするのかという考えはぶれていません。

      しかし、どういう治療をしていったら良いのか、角さんがしっかりと考えて後悔をしないで、前を向いて進んでいってほしいと思います。
      ただ、角さんがどう行動しようと私は応援したいと思います。

      本当に若造が厚かましいことを言って申し訳ありません。
      頑張ってください!
    • 1. SulSup
    •  
    • 2016年02月06日 23:21
    • 角さん

      いろいろと相談されてどうすれば良いか考え直されているようですね。
      心中お察しします。
      私はもちろん角さんよりも若造で、また癌そのものを経験していないので、私からこすればよいとかいうのもはばかれます。
      しかし、過去に私のごく身近に癌患者がいて、早くから別れてしまったという、とてもつらいことがありましたので、家族の気持ちは少なくとも理解はできます。
      また、長い間角さんと似たような多くの患者さんを診てきましたので、私の医者としての立場、そして家族だったらという立場で、角さんに対する思いを述べたいと思います。
      私がこのブログに意見を言い出した昨年の5月頃、確かに角さんは治療に対してかなり前のめりになっていたように思います。それで、かなり無謀な治療を試されようとして、あまりに保険外のことまであれこれ手を出そうとしていたと思います。さらにそれを公のブログに書いていたのです。
      これは非常に危険なことで、これが一般的にまかり通ると、多くのCRPCの患者さんに間違った情報がまかり通って、とんでもないことが広まっていくことをおそれたので、それを阻止しないという気持ちで、このブログに書き込み始めました。
      幸い、角さんは、それを理解してくださりました。
      それ以降、正しし診断と治療を受けないといけないということを広く書いてくれたのではないかと思います。今では本当に感謝をしています。
      だから、すっとこのブログを借りて様々な意見を述べさせてもらいました。
      また、角さんは現在の状況を客観的に述べてくださり、CRPCの患者さんに対して、勇気と希望を与えてくれたのではないかと思います。

抗がん剤治療でのPSAの今後を注視。骨転移は改善か!

    • 10. 漂流
    •  
    • 2016年02月13日 23:55
    • 続きを書かせて頂きます。
      開腹で肝臓の癌領域を比較的安全の切除できる技術が開発されています。癌を支配している血管の領域を造影剤とCTで確定した後、3D画像を構築し、それを基に、メスを入れる領域を確定し、それを確実に実行するために、肝臓に対して、プロジェクジェクションマッピングを行い、該当血管の上流を栓塞した形で手術をガイドしますので、間違った領域にメスを入れることが無くなって来ています。
      消化器外科の先生に相談されればと思います。 
    • 9. 漂流
    •  
    • 2016年02月13日 23:42
    • 初めてコメントを書かせて頂きます。肝臓に転移している癌を支配している血管領域を、血管造影剤とCTで明らかにし、血管からカテーテルを入れて、栓塞法で癌を支配している血管の上流を栓塞して、癌を死滅させる方法もあるのではと思いますが如何でしょうか。この方法だと、開腹手術はする必要はなく、身体の負担も軽くなるのではと思います。もし、体力が充分でしたら、開腹で、その領域を切除するのが良いと思います。 
    • 8. 角さん
    •  
    • 2016年02月03日 15:17
    • まれ姉さんへ

       主治医とは、ちゃんとした知識を持って、誠心誠意話せば、わかってくれると思います。先生にお任せ、何を言われても「そうですか」は、一番いけません。

       最低、How どのようですか? Why なぜですか? What 何をすべきですか? When いつからですか。そして、So そこで(次は)?を必要に応じて引き出すような会話を心がけています。
       あと、診察の場に行くとあれもこれもと話が飛ぶので、メモをなさっていくのもいいと思いますし、主治医に宛てた手紙のようにしてお見せするのも気持ちが伝わると思います。自分は一度、ブログにも書いてありますが、自分が考えている治療の覚書を主治医に渡して、それに対して答えてもらったことがあります。

       自分も、余裕はあまりなくなりました。まさに今が命をながらえさせる転機だと自覚しています。ですからピンポイントの有用な情報が、値千金なのです。
       ここを間違えると、自分はもう「緩和治療」の領域に近くなってしまうのではないかと踏ん張っている次第です。何事も受け入れる覚悟は、既にありますが「悔い」だけは残したくないので、納得のいく選択をしたいとの思いです。
      >遠慮なんかしていられませんね。
      >オタクっぽい患者家族
      いいですね~。本当に、その通りです。医師も、1日に何人も診ているのです。メリハリがついている患者さんやおの家族が診察室に入ったら、先生のスイッチが入るような存在感を出したいですね。 
    • 7. 角さん
    •  
    • 2016年02月03日 14:11
    • SulSup先生へ

       今自分は、4人の医者とInternetを通じたSuluSup先生と、合わせて5人の医者と関わりを持って、命をつないでます。
       がんセンターの主治医は、なんといってもmain です。難しい局面で、転院を引き受けてくれました。この病院の方針なのですが、とにかく患者を大事にしてくれます。ですので、なんでも聞けるし、主治医なりの意見も言ってくれるので、私も遠慮なく話させていただております。ここまでこれているのは、がんセンターという病院のもつ患者に対するキャパシティーと、とりもなおさず主治医のおかげと感謝しています。

       それから肝臓の専門医の大西先生、降圧剤の処方をしていただいている循環器クリニックの先生、50歳の時からお世話になっている心療内科の先生。そして前立腺がん専門のSulSup先生です。
       ですので、結構病気に関しては多面的に物事は見てるつもりです。
      >実際に治療しているのは、角さんの主治医の先生たち
       このことは、肝に銘じています。先生の情報をもとに質問やお願いなどをすることはありますが、先生のおっしゃることは「泌尿器科医の一意見」として自分の頭の中のファイルに大事に綴じこんでいます。
       「こう言っている先生がいる」などとと、高圧的になったことはありません。ご安心ください。
       ただ肝転移の話は、自分に肝転移特有のタイプを、ズバリ言っていただいたので、迷っていた自分には大変嬉しかったのです。先生は決して、言いすぎてはいませんよ。
       先生からの情報は多々そういうことがありますので、「Siri」などとは到底思えずむしろ「TED」みたいに感じています。
    • 6. まれ姉
    •  
    • 2016年02月03日 13:08
    • 角さん、今日のブログもSulSup 先生へのお話も、角さんの身体中からほとばしる気合いが溢れています。生きるためにやること。前と上しか向いていないシンプルな日々が伝わります。遠慮なんかしていられませんね。きのうの私のコメントは恥ずかしいです。角さんが命をどのように伸ばしていくのか、実録としてワクワクします。おかげさまで私も、弟と主治医。入院した時はそこのチームの一員として、見守れるオタクっぽい患者家族でいようと思います。明るくですね。 
    • 5. SulSup
    •  
    • 2016年02月03日 12:23
    • 私の意見は、あくまで「Hey Siri!」で返答をするクラウド的なある泌尿器科医の一意見と思ってください。(Siriはあまり賢くありませんが)
      実際に治療しているのは、角さんの主治医の先生たちですので、よく相談なさって治療方針を決定してください。 
    • 4. 角さん
    •  
    • 2016年02月03日 08:54
    • SulSup先生へ

       自分は、病気の説明がしっかりしているならば、聞いてがっかりすることはりません。がっかりするのはむしろちゃんと説明した説明がない場合です。(それで不安になっているのです)
       自分も、ほぼ先生がおっしゃる病状だとしっかり理解しております。ですので、今回は躊躇なく抗がん剤治療へシフトいたしました。

      >通常CRPCの肝転移は、急速に進行したり、一度に多発することが多いのです。
      >しかし、ありがたいことに角さんの肝転移は通常のCRPCの肝転移とは異なり、
      >1個1個ゆっくりと出現しています。

       大西先生は、
       自分 :肝転移がんと 原発性肝臓がんの違いはあるのですか。
       先生 :まったく違う。肝転移がんは、後から後からまた出来てくるんだ。
           あとRFAでマージンを大きくとって焼灼しないと、そこから再発する。
       自分:では、自分は1個だけだったのは運が良かったのですね。

       と、話をしたことはあったのですが、「肝転移がんは、後から後から」という大西先生の説明と、「急速に進行したり、一度に多発」というSulSup先生の説明は、同じこと言っているかもしれないのですが、SulSup先生の説明は「対比」して説明していただけているので、しっかり理解できました。

       肝転移の一般論と自分のケースが対比されていて、今まででのわからなかったことを払拭していただけました。
       自分の肝転移は「一匹オオカミ的」で普通は「ハイエナ的」なのですね。そういう意味では、変な話ですが自分の肝転移に感謝しないといけませんね。
       先生!、希望が湧き出てくる説明、本当にありがとうございました。心が100倍楽になりました。


    • 3. SulSup
    •  
    • 2016年02月03日 08:32
    • 角さん

      角さんのCRPCの状況について、私なりの解釈を説明しながら、質問にお答えします。
      ただ、この説明でがっかりなされないようにしてください。
      現在の角さんのCRPCの主病変は原発巣(前立腺部)ではなく、多発骨転移部位と肝転移です。
      このCRPCはもう新薬も含めたホルモン療法薬がもう効かない状態になっています。
      ドセタキセルあるいはカバジタキセルが効く可能性がある薬剤だということで、ドセタキセルを開始したところ、ドセタキセルは、骨転移には効いている印象です(PSAは必ずしも低下していませんが、BSIは明らかに改善しています)。
      ですから、骨転移に対してドセタキセルとゾメタをそのまま継続するべきだと思います。
      問題は肝転移です。肝転移に対してはおそらくドセタキセルは効いていない可能性があります。
      では肝転移に対してどうすべきか?
      通常CRPCの肝転移は、急速に進行したり、一度に多発することが多いのです。
      急送に進行するのなら、おそらくRFAも効果なく、小細胞癌成分が悪化しているでしょうから、ドセタキセルをやめて、小細胞癌治療に準じた治療(シスプラチン+エトポシドなど)を行うべきです。
      しかし、ありがたいことに角さんの肝転移は通常のCRPCの肝転移とは異なり、1個1個ゆっくりと出現しています。
      それならば、肝臓の名医がいるのなら、別の抗癌剤を使用するより、RFAによってもぐらたたきをすることのほうが体に対する負担も少ないと思います。
      抗癌剤は後回しでも良いと思います。
      ただ、以前にも言いましたが、RFAをするのなら、同時に針生検もできると思うので、本当に小細胞癌成分が含まれているのかどうか病理学的にはっきりとさせておいたほうが、後に肝転移に対する化学療法を行うときの(シスプラチン+エトポシド、またはカバジタキセルのどちらを選択するのか)参考になるのではないかと思います。
      どうでしょうか。 
    • 2. 角さん
    •  
    • 2016年02月03日 06:05
    • SulSup先生へ

      早速のコメント、ありがとうございます。
       SulSup先生へのおしゃるようにもう一つの問題は「肝転移」です。
      今週には、決断する予定です。その際次の点がはっきりしないので、今ひとつ、自分の考え方がまとまっていません。
      ①主治医は、根本治療を続けて様子を見る。RFAなどの局所治療はoptional で本人の希
       望があればやっても差し支えない。
      ②自分は、肝転移がんがドセタキセルが効かず、増殖していく事態になるのが不安である。
       増殖していくのが顕著なら、RFAで「もぐらたたき」になってもいい。また前立腺か
       らの肝転移ではなく、様々ながんからの肝転移しておられる患者さんもおられお思い
       ますので、その方々の治療はどうしているのかも聞いて参考にしてみたいと思います。
      ③大西内科を転院して、がんに関する治療を埼玉がんセンターに集約したい。その
       際、大西先生クラスの経験と見立てと技術を持ったのRFAのできる先生ががんセン
       ターにいらっしゃるかどうか。

       こんな点を、整理しながら2月5日(金)に主治医が予約していただいたがんセンターの消化器内科の先生と、突っ込んだお話をしたいと思っています。
       また甘えてすみませんが、SulSup先生から、この3点に付け加えるべきことや、
      初めての医師との診察で注意するべきことがあれば教えていただきたいのですが。

       また、自分の主治医は、このブログを見ていただけているようです。そういう意味では、自分の思っていること(一応エビデンスがありますから)を事前に把握してしいただけるので、話は早いです。SulSup先生のコメントも読んでくださって、治療を組み見立てていただけてると思います。

       ここまで、自分の現段階治療の見通しがつくようになったのも「迷える」が自分のことを先生が見かねて、引き上げていただいたことと、そしてその後の継続的なアドバイスの的確性によるものであると思っております。 
    • 1. SulSup
    •  
    • 2016年02月02日 23:13
    • 角さん

      PSAは微増していますが、骨転移は全体的にはみために改善していると思います。BSIもHSも明らかに改善していますね。
      ドセタキセルとゾメタの併用の効果といっても良いかと思います。
      ドセタキセルはbiweeklyで、2回で1コースなので、この程度だろうと思います。
      ご指摘のようにちょっと左骨盤部と左肩胛骨のところだけはあまり変化していないようですが、それほど急に悪化しているわけではないので、ドセタキセルを使用し続ければ改善する可能性があります。
      あとは肝転移だけです。
      肝転移をどう治療するかが肝心なところだと思います。