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抗がん剤、奏功するか!--- PSA下降し始めた?
    • 21. りお
    •  
    • 2016年02月29日 22:33
    • REOさん
      はじめまして。

      教えていただき、ありがとうございます。
      色々勉強していきたいと思います。
    • 20. REO
    •  
    • 2016年02月26日 11:30
    • 「りお」さんへ
      お父様のこと心配ですね。
      貴方の励みになるかどうかわかりませんが、
      ネット上で知ったお医者様の研究結果を書いてみます。
      (この先生の名はUromasterです)

      「PSA100以上の患者の、下記因子別生存率調査」
      ・初期PSAの1000以上か否か
      ・グリソン8以上か否か
      ・ステージDか否か
      ・(この他数件の因子ある)

       これ等の因子を含む調査の結果、一番生存率に影響を与えた因子は、
      「PASの最低値が、1年以上経て4以下になった人」、ということです。

      お父様は、生存率に一番影響を与えると推測される要件を満たして
      おられるので、今後の治療しだいでは、素晴らしい結果につながると思います。
      SulSup先生のコメントを参考に頑張ってください。
      まずは、角さんみたいに、よき病院・医者にめぐり合うことですね。
      (かくゆう私も、めぐり合えていません)
    • 19. りお
    •  
    • 2016年02月25日 22:46
    • 角さん
      SulSup先生
      ひろ爺さん

      早速、丁寧に教えていただき、感謝いたします。
      自分の出来ることを、一つ一つ行動していきたいと思います。

      正直、投稿することに勇気がなかったのですが、ご相談させていただくことが出来て、ありがたく思います。 
    • 18. 角さん
    •  
    • 2016年02月25日 11:19
    • ひろ爺さん

      ピンポイントの情報、ありがとうございます。
      one for all. all for one. みたいな支え合いがあるのが、
      このコメント欄のいいところですね。
      ひろ爺さん、good job ! です。
      今後も、よろしくお願い致します。
    • 17. ひろ爺
    •  
    • 2016年02月25日 10:24
    • りおさん 今日は
      私も昨年暮れにBONENAVIを使用している病院について問い合わせたところ(メール)丁寧に近郊の使用病院を返信メールで教えてもらえました。
      その方について記しますので、問い合わせて見られたらと思います。
      富士フィルムRIファーマ株式会社カスタマーサポート部
      製品情報センター  藤本 礼美子
         Tel:03-5250-2620 remiko.fujimoto@fujifilm.com
                              青 山 
    • 16. SulSup
    •  
    • 2016年02月25日 07:50
    • りおさん

      過去にそれほど骨シンチで検査されていないと思いますし、PSAが最低となったときももちろん検査されていないと思います。つまり、骨転移が急に悪化しているかどうかは、よくわからないと思います。
      ですから、とりあえず、フルタミドを1-2ヶ月使用してPSAの反応性をみるのが良いと思います。
      その結果PSAが低下すれば良いですが、上昇し続ければ、このサイトに書かれているような別の薬剤へ移行するのが良いでしょう。
      その間に骨シンチ、CTで骨の変化を見ていくと良いと思います。
      脅かすわけではありませんが、過去にPSAだけ見ていて、排尿障害、下肢麻痺が急に出現して、脊椎転移による脊髄圧迫症状が出現していたのがわかり、大変な思いをしたこともあります。
      また、逆に、もともと角さんのように足のしびれまできていたひどい骨転移のあった患者さん(PSA1000以上)にもかかわらず、カソデックス使用後1年で再燃し、その後リュープリンとフルタミドとゾメタだけで、7年間PSAが0.008以下となり、まだ再燃せずに元気に通院しているかたもいます。(ただ、しびれは今も残っているようです。)
      つまり薬は使ってみないとわからないということです。
      少なくともフルタミドで、約70%の人のPSAは低下します。40-50%の人でPSAが半分以下に低下します。
      ですから、まず、抗癌剤はいやだ、安くて聞きそうなフルタミドを希望するといえば良いのです。

      BONENAVIは現在日本ではもう700施設以上に提供されているようですよ。
      直接大病院の放射線科に電話をかけるのも良いかもしれません。
    • 15. りお
    •  
    • 2016年02月25日 07:07
    • 角さん
      ありがとうございます。色々調べてみようと思います。
      ボーンナビの件ですが、昨日実は富士フィルムRIファーマに電話したのですが、教えてもらえませんでした。
      もう一度、電話してみます。 
    • 14. 角さん
    •  
    • 2016年02月25日 06:41

    • りおさんへ
      単刀直入に書きます。りおさんも働いてらっしゃると思いますので、そちらも大切に
      しながらうまくやってみてください。

      ①病院
       骨シンチグラフィー(BONENAVI)、CT、MRI、超音波の検査装置を備えている病院。
       また、診療科に「放射線科」が入っている病院。ご両親が自力で外来で通える
       距離の病院。主治医は、患者は決められないので、病院が決まったら、ネット等で
       よく調べておくこと。

      ②セカンドオピニオン
       りおさんは、SulSup先生からこれ以上ないセカンドオピニオンをすでにいただい
       ているではないですか。セカンドオピニオンは相談であって治療ではありません。
       ですので、りおさんが考えることは、現在の病院がダメだなぁと感じたら「転院」
       です。

      ③転院
       紹介状と、今までのデータ(画像各種データと診療情報提供書)を転院したい病院に
       持って行って、担当の窓口に提出する。これだけです。
       >主治医の機嫌を損ねたりしないか --- こんなことは、患者が心配することではあり
       ません。現在の病院で望むような治療が受けられない旨説明して「紹介状」を書いて
       もらい、データを作ってもらうことです。気まずい雰囲気が流れるかもしれませんが、
       主治医にとってみれば、患者は多くの場合、 one of them なのです。
       淡々と話せばいいのです。

      ④BONENAVIは「フジフィルムRIファーマ株式会社」本社TEL:03-5250-2600
       が、全国の病院400~500へ無料提供したと聞いています。
       自分の場合、埼玉県内でBONENAVIを持っていて、実際に活用している病院を
       その会社から4~5聞き出し、さらにその病院に実際に運用しているか、電話で
       確かめました。りおさんも同様になされて、神奈川県内の転院する病院の目星を
       つけられるといと思います。

       そして、良さそうな病院が決まったら、その病院へ一度、皆さんで行ってみて
       内部の様子などの見学に行かれるといいと思います
    • 13. りお
    •  
    • 2016年02月24日 22:36
    • 角さん、SulSup先生、早速のお返事ありがとうございました。
      お二人の言葉、ありがたく思います。

      次回の通院へは付き添い出来るように、休みの希望を職場に伝えました。
      仕事を持っていたり、両親とは少し離れた所に住んでいることもあり、なかなか付き添い出来ていませんでしたが、今後出来る限り調整していきたいと思います。

      次回の通院時に主治医に、骨シンチや画像診断を希望してみようと思います。
      それでも、やってもらえなかった場合、転院や、同じ病院で医師を変えてもらうことも考えたいです。
      (病院に対する知識がないのですが、病院内で医師を変えてもらうことは、あるのでしょうか)
      また、セカンドオピニオンを受ける為には、診療情報提供が必要のようですが、このようなお願いをすると、主治医の機嫌を損ねたりしないか、少し心配です。
      セカンドオピニオン後、主治医に継続して治療をお願いする場合など。
      また、セカンドオピニオンは一度に、2、3カ所の病院で受けることが出来るのでしょうか。

      画像診断などを求めて、今回転院したのですが、画像診断へは繋がらず、再度転院した時に、また同じことになってしまうと困ります。

      病院も、どちらを候補にしていけば良いのか情報があまりありません。(ネットなどで実積など頼りに調べれば良いでしょうか)
      ボーンナビというソフトを使用している病院は、病院へ電話して調べてみようと思います。
      こう考えると、病院についてわからないことだらけと感じます。
      教えていただけることがありましたら、有難いです。

      両親は、神奈川県の西の方に在住です。
    • 12. 角さん
    •  
    • 2016年02月24日 08:54
    • りおさんへ

      SulSup先生のご意見どうでしたでしょうか。

      >どうして母親とお父さんにすべてをゆだねているのですか? 
      >お父さんに長生きをしてもらいたいと思っているのなら、
      >うじうじせずにやるべきことは決まっているはずです。 
       は、ちょっと強烈だったかもしれませんが、当然ですが、りおさんのお父様のことを考えられてのことだと察せられます。
       ここは、治療上大事な転機になるかもしれないところになるので、りおさんがご両親を支えられれて、特に主治医と治療の方針などを話し合う時や、分からない説明に対して理由を聞いたり、お母様やお父様の要望をしっかり代弁したり、行動して欲しいとの思いが込められていると思います。ましてや転院したばかりの主治医ではなおさらかもしれません。

       自分も3回も転院してわかるのですが、こちらから治療の方法を相談しても一方的に自分の考え(治療方針)を押し付ける主治医とは、良い関係が築けません。従って治療が納得の行く方向に進まず、常にフラストレーションを抱えることになります。

       この辺、再考してみていただき、様々なご事情はお有りかと思いますが、りおさんが行動され、治療環境を整えられるのを自分も期待します。(画像検査は、骨シンチと造影CT ができる病院、できることならBONENAVIで解析してくれる病院ですね。)

      SulSup先生の意見は明快ですね。
      ①りおさんのお父さんの場合は、明らかに再燃です。絶対に画像評価すべきです。 
      ②画像上急激に骨転移などが悪化していないという条件なら、フルタミド(オダイン)
      ③画像検査で、骨転移がPSA以上に急に悪化しているのなら、ドセタキセル
      ということかと思います。

       SulSup先生、自分の質問にも答えていただきありがとうございました。これがりおさんの場合にも役にたつ情報でしたので、本当に感謝です。 
    • 11. SulSup
    •  
    • 2016年02月24日 08:25
    • 角さん

      質問にお答えします。
      先週、他院から紹介された前立腺全摘除術を施行され、数年後に徐々にPSAが上昇してきた患者さんに造影CTと造影MRI、経直腸エコーを行ったところ、もとあった精嚢付近に1.5cm大の再発部位を認めました。今後この部位にうまく金マーカーを留置してIMRTを行う予定です。
      再発部位を見つける可能性は低いかもしれませんが(私の働いている病院では、前立腺全摘除術の適応をしっかり決めて手術しているので、再発するケースは少なく、統計をとることもできません)、運良く見つかれば、そこにめがけて放射線照射も可能です。
      ですから、再発(再燃)したと判断したときは、たとえPSAが低値でもまず画像評価すべきです。

      赤倉先生がおっしゃっているのは、おそらくPSAが本当に悪化しているのかどうかをしっかりと見極めて判断すべきだということです。PSAが0.1くらい動いたところで一過性のこともあるので、一喜一憂せずに考えて、PSAが上昇し続ければ、画像評価はすべきであるということだろうと思います。
      りおさんのお父さんの場合は、明らかに再燃です。絶対に画像評価すべきです。
    • 10. SulSup
    •  
    • 2016年02月24日 08:24
    • りおさん

      どれくらいの骨転移なのか、どのようにあっかしているのかが画像データがないので、断定的なことは言えませんが、PSAだけを見る限り、1年間かけてPSAが最低値の0.12まで低下しているので、私であればまず、フルタミド(オダイン)に変更してみます。
      もちろん、画像検査の結果、PSAの上昇程度に比べて、画像上急激に骨転移などが悪化していないという条件ですが。
      画像検査で、骨転移がPSA以上に急に悪化しているのなら、ドセタキセルも考えます。
      つまり、画像評価は極めてこの時点で重要なのです。

      ただ、それよりももっと言いたいのは、この角さんのブログを読んでいるのであれば、あなたがどのように行動すべきかはもうわかっているはずです。
      どうして母親とお父さんにすべてをゆだねているのですか?
      お父さんに長生きをしてもらいたいと思っているのなら、うじうじせずにやるべきことは決まっているはずです。
      なかなか付き添えない事情があるのかもしれませんが、あなたがやるべきことをしないと、あなたが将来後悔しますよ。
    • 9. 角さん
    •  
    • 2016年02月24日 06:34
    • りおさんへ
      コメントありがとうございます。ここは、SulSup先生の出番だと思います。必ず返答がいただけるかはわかりませんが、少し待っててみてください。

      よくまとめられていてこれまでの経過がとてもわかりやすいです。でもあえての整理をさせていただきます。
      ----------------------------------------------------
      父 現在69歳
      2014年6月 前立腺癌との診断 骨転移あり(全身の骨に転移しているとのこと)
                     臓器には転移なし
                     psa257  グリソンスコア9 
      カソデックス(月1回)+ゾラデックス(3ヶ月に1回)のCAB療法

      2015年6月 psa 0,129 
      2015年12月 psa0,95 
      2016年1月 psa 1,66 

      2016年1月転院
       主治医より「抗がん剤を勧められる」→抗がん剤治療をすべきか、AWS(休薬)あるいはホルモン剤交替療法がいいのか悩んでいる、さらに、骨シンチや画像診断を希望しても、する必要はないと言われた、ということですね。 
      ----------------------------------------------------
       自分から見ると、1年7か月CAB療法でよく頑張られたなぁという感想です。自分なりの考えがあるのですが、自分は素人ですので、ここはやはり専門の泌尿器科の先生の意見を伺うことにしましょう。

       で、このケースに関連して、自分なりにSulSup先生へ質問なのですが、昨年11月29日に自分が薬物療法について体験談を発表した際に、赤倉先生が私の発表へのコメントで
      「CRPCになってホルモンが効かなくなったら画像検査ぜったやらなくてならないが、手術後などでPSAがまだ0.2とか0.3の間は、まずPSAを見ていくのが先だ」
       とおっしゃたのを覚えているのですが、りおさまのお父様のように「再燃」前後で4.0以下のPSAときは、画像検査の重要性はどう考えたらいいのでしょうか。
    • 8. りお
    •  
    • 2016年02月23日 23:18
    • はじめまして。りおと申します。
      以前からブログを拝見させて頂いております。

      私の父が前立腺癌になってしまいました。
      ご相談させて下さい。

      父 現在69歳
      2014年春頃、腰の痛みが激しくなる。
      2014年6月 前立腺癌との診断を受ける。
      骨転移あり(全身の骨に転移しているとのこと)、他臓器には転移なし。
      骨シンチは病院に設備がなくしていません。
      psa257 グリソンスコア9
      ホルモン剤飲み薬カソデックス、 注射ゾラデックス(3ヶ月に1回)
      ランマーク(月1回)
      の治療を受けてきました。
      2015年6月 psa 0,129
      2015年12月 psa0,95
      2016年1月 psa 1,66
      と上がってきてしまいました。

      2015月12月まで通っていた病院は、骨シンチの機械がないこともあり、1月より転院しましたが、骨シンチや画像診断を希望しても、する必要はないとのことで、していません。
      抗がん剤を勧められたそうです。
      別のホルモン剤や、休薬も相談したようですが、2,3年前からは早めに抗がん剤を使う。との返答だったようです。

      セカンドオピニオンも考えたいですが、言い出せる雰囲気ではないようです。
      通院は母が付き添って行っており、私は実際に主治医に会っていないので、雰囲気などわかりません。

      抗がん剤治療を選択すべきなのか、ほかのホルモン剤を考えるべきなのか。。。と悩んでいます。

      はじめての投稿で、パソコンも不慣れな為、文章にまとまりがなくてすいません 
    • 7. REO
    •  
    • 2016年02月19日 09:32
    • ありがとう御座いました、私なりに理解できたと思います。
      ホルモン非依存性の癌細胞に二つのタイプがあることが解かりました。
      またお願いします。
    • 6. SulSup
    •  
    • 2016年02月18日 16:35
    • REOさん

      質問にお答えします
      このブログで、再燃の機序と新規ホルモン療法の解説を、水道とバケツで示した絵があると思います。
      その絵はわかりやすくするためにかなり簡略化して書いているのですが、厳密には当然もっと複雑です。
      フルタミドやビカルタミドが効かなくなるという理由は、前立腺がん細胞が受け皿のバケツにわずかに漏れている水を効率よく利用するように変化したという場合(アンドロゲン感受性)と、全く関係のない泥水(増殖因子)を誰か(骨やリンパ節や肺)が供給しようとする場合(アンドロゲン非依存性)の二通りを書いています。
      アンドロゲン感受性細胞はまだ漏れているアンドロゲンを効率よく利用して増殖するとともに、PSAをまた分泌し始めます。
      アンドロゲン非依存性の場合、また大きく分けて二つの種類の細胞があると思ってください。
      アンドロゲンがなくても増殖するが、まだ前立腺癌の特徴であるPSAを最低レベルで分泌しているので、その癌細胞の数がたくさん増えると、合計したPSA量はやはり増えるのです。しかし、アンドロゲン感受性細胞に比べてPSAの増え方は軽度です。
      もう一つ、神経内分泌がんのようにそれこそまったくPSAを分泌しなくなった細胞が増えることもあります。その場合は、もはやPSAは変化しません。画像で癌の増大を判断するしかありません。
      これらの細胞の割合は、個々の患者さんや、同じ患者さんであっても転移場所(泥水の程度)によっても異なります。
      ですから、PSAの増え方に個人差があり、CRPCでも最初の頃のCRPCといろいろ薬を使用した後のCRPCではPSAの変化の仕方が異なるのです。
      しかし、残念ながら臨床的にこれらの細胞を見分けるのは難しいと思います。

      ご理解いただけましたでしょうか 
    • 5. REO
    •  
    • 2016年02月18日 14:49
    • 角さん
      後は、先生の言われた、角さんの肝移転ガンが例外中の例外で、RFA手術で局所治療で収束するよう、祈っています。

      SulSup先生
      角さんプログをおさらいしていますが、次の点が理解できていません。
      お手すきの時に、お願いします。
      ・・2015/8/7の28番目のtomioさんへのコメント・・
      「ところが、リンパ節や肺転移に関しては残念ながら、これらのアンドロゲン感受性の前立腺癌細胞ではなく、アンドロゲンに有無にかかわらず増殖する癌細胞が増えているのだと思います。ですからPSAは変化していないのです。」
      この文の趣旨は、アンドロゲン非感受性癌細胞の増殖はPSAに影響しない、と理解します。
      ということは、種々の抗ホルモン剤を服用した後に再燃した場合、この時PSAを上昇させているのは、抗ホルモン剤の限界で、いったん減少したアンドロゲン感受性癌細胞の再増加によるもので、この時同居するアンドロゲン非感受性癌細胞の増殖によるものではない、と理解してよろしいでしょうか?


    • 4. 角さん
    •  
    • 2016年02月17日 19:47
    • SulSup先生へ

      ドセタキセルは、5~6回目で、絶対効いてくると思ってやってました。わずか3回で下降に転じたのがとても嬉しい限りです。これが続けばさらに嬉しいです。

       また、おかげさまで、前立腺がんそれ自体と、骨転移・肝転移に対しても、治療の方針が主治医との間でもしっかり決まり、定着感があります。
       主治医にも、いい案を提示していただき感謝しています。今一番落ち着いて治療に専念できる時が来ているなぁ、という感じです。罹患当時からある下肢のしびれを除けば、体の調子も悪くありません。 
    • 3. SulSup
    •  
    • 2016年02月17日 17:41
    • 角さん

      ようやくPSAは低下し始めましたね。
      良かったです。
      たぶん低下するだろうと思っていても、本当に下がり始めるまでは気がかりではなかったかと思います。
      PSAとは人を不安にさせる魔物でもあります。
      ドセタキセルは今のところ目立った副作用はないとのこと、何よりです。
      肝転移に関しては、またCTを撮るとのことですので、その結果待ちですね。


      昔帰国子女さん

      イクスタンジに限らず、ゴナックス単独でも血糖値を上昇させることがありますが、併用して作用が強くなるほど、その影響は強くなる傾向があります。
      基本的にゴナックスは手術による去勢術にほかなりません(その他の機序があるとは言われていますが、ちょっと毛の生えた程度の付加的な作用がある程度です)。
      ですから、ゴナックスとプロセキソールの併用は問題ありません。

      主治医が使用しないのは、プロセキソールのことをあまり理解していないか、使用したことがないか、病院で扱っていないか、新薬のほうが絶対だと過信しているか(エビデンスがあるからと言い張る先生もいるかもしれませんが)、病院の方針か、臨床試験を考えているか、あるいは、営利だけを追求しようとしているかのどれかです。
      (同じ泌尿器科医としては、営利追求は考えたくはありませんが)
      エストラサイトであれば、1日2カプセル(朝と夕に1カプセルずつ)で十分です。
      その量であれば、胃部痛や食欲不振などの副作用はかなり軽減します。効く人は効きます。
      とにかくよく主治医と相談されてください。

    • 2. 角さん
    •  
    • 2016年02月17日 16:17
    • 紫陽花さんへ

      早速の励ましのコメントありがとうございます。

      ご主人様の様子よくわかりました。
      >残念ですが今回も治療なし、
      >心穏やかにすごす事になりました。
       でも、先のコメントでは、お二人でスーパーにゆっくりと歩いて行くなどのことが書いてあり、QOLはそれほど悪くはなさそうですね。痛みもないようですので、それが何よりです。お二人の大切な時間が、できるだけ長く続くことを願ってやみません。
    • 1. 紫陽花
    •  
    • 2016年02月17日 15:56
    • 下がって良かった、ホッとしました
      主人はPSAは470.9。(一月分)
          白血球数 1590
          好中球数  450
          ALP     343
        残念ですが今回も治療なし、
      心穏やかにすごす事になりました。
      角さんの朗報が救いです。本当に良かった。
      これからもお体ご自愛ください。

医療費¥697,008 --- 3割負担・限度額適用認定証でも!
    • 21. 昔帰国子女
    •  
    • 2016年02月17日 11:20
    • SulSup先生
      おはようございます。
      お忙しいところ父の現況にコメント下さいまして まことに有難うございます。
      これまで角さんのブログ上での皆さんへ対する先生のコメントから 患者の家族である私も数々の希望を頂きました。
      また なぜCRPCになるのかの水道と蛇口の例えは秀逸で、最近は 薬の名前を聞くとまず蛇口や元栓を閉める映像が頭に浮かんでしまいます。
      分かりやすい図を作って下さった角さん SulSup先生本当に有難うございます。

      イクスタンジは血糖値を上昇させるのですね。
      ここ2年の父の検査結果を見返してみたところ 腹時血糖は140位から200近くに上がっており、ヘモグロビンA1Cも直近では7.6になっておりました。
      イクスタンジの前に プロセキソールを試せないか 受診日に伺ってみます。
      (闘病記や掲示板を見ていても ゴナックスとプロセキソールの組み合わせで治療している方がおられません。主治医の先生は ゴナックスはずっと使うと明言されていらしたので、プロセキソールとゴナックスの相性があり この薬剤の名前が今まで登場してこなかったのかと勝手に推察してます)
      イクスタンジに移行した場合は 内科の先生にその旨しっかりお伝えして対応をお願いしたいと思います。

      角さん
      体調は如何ですか?半量投与とはいえ 回を重ねると副作用もお辛いですよね。
      順天堂大への転院のお話は がんセンターの先生にご相談されましたか?
      抗がん剤治療、転院含めラジオ波治療の選択も ご自身が大変なときに まさに悩みどころ(イクスタンジの次はもう無い)を考えて下さり恐縮しております。
      それにしても 午前4時、、でも目が覚めてしまいますよね。私も父の泌尿器科付き添い日は、目覚ましを鳴らさず5時台に起きてしまいます。 
      では、
      まだまだ寒い折、少しの外出もマスク着用で風邪等にお気をつけてお過ごし下さいませ。 
    • 20. yam
    •  
    • 2016年02月16日 23:11
    • 昔帰国子女さん
      エストラサイトには抗がん剤が含まれていますし、UFTも抗がん剤です。それで今の段階ではプロセキソールと書きました。血栓症の副作用がおこることがありますのでバイアスピリンも併用されることが多いようです。他に乳首が腫れて痛くなるなど副作用には個人差があるようです。
      私の状況は、お父様に近付いておりますが、何とか持たせております。夜中にトイレに行く回数が増えましたので、変な時間帯にスマホを見たりして睡眠不足気味です。変な夢もよく見るようになりました。 
    • 19. SulSup
    •  
    • 2016年02月16日 18:49
    • 昔帰国子女さん

      糖尿病を合併症として持っているということですね。
      アンドロゲンを除去する作用が強ければ強いほど、つまりイクスタンジを使用すると、さらに血糖値の悪化が起こりうることをご留意ください。
      女性ホルモンの治療では、逆にホルモンを強制的に加えるので、イクスタンジよりもその程度は軽いかもしれません。
      ただし、これは患者さんによって、または糖尿病の程度によってかなり異なりますので、使ってみないとわからないといったところです。
      結局、ホルモン療法中に、内科の先生にしっかりと糖尿病のコントロールをつけてもらうしかありません。 
    • 18. 昔帰国子女
    •  
    • 2016年02月16日 17:44
    • 角さん yamさん
      ご返信と的確で真心こもるアドバイス本当に有難うございます。
      角さんのブログ上で D2患者(家族)の情報交流の場をもうけて下さることに あらためて感謝しています。
      今日は
      父の高血圧及び糖尿病の通院(診療所、父宅、私宅共に埼玉県内にあります)に付き添ってきました。実は、この小さな診療所で 父の前立腺癌が発覚しました。
      体重も 生活パターンも変わらないのに ヘモグロビンA1Cという糖尿病の数値が増加したのを不審に思った先生が 血液検査に各種腫瘍マーカーの検査も加えてくださり、PSA5,000+の異常値が見つかった次第です。
      さて、
      この糖尿病と高血圧で通院している事を 都内の病院の泌尿器科の先生もご存知です。2年以上のホルモン療法で父の体重は約10㌔増加し、糖尿病系の検査結果は軒並み 基準値オーバーのHマーク。
      オダインの次はデカドロンというお話も昨年まではあったのですが、父の糖尿病を勘案されて オダインの次はイクスタンジという方針になったと理解しています。
       癌治療を行う上でも 癌以外の疾病のコントロールが出来ていないと 治療の選択肢が限られてくるのですね。
      余談ですが、泌尿器科の先生のお話のニュアンスから、エストラサイト等の女性ホルモン系 及び UFTに関しては当該病院で積極的には使わないという印象をうけました。その理由について、次回伺ってみたいと思います。

      それにしてもお二方のコメント書き込みの時間が気になります。
      角さんは通院の日ですのに、、とても心配です。
      しっかり睡眠をとって 良好な体調で治療なさって下さいませ。
      yamさん 昨年5月にはまだ新薬に移行していない旨のコメントがありましたが、
      その後の 治療経過は如何ですか?  
    • 17. 角さん
    •  
    • 2016年02月16日 04:20
    • yamさん 昔帰国子女さん

       カソデックス→オダインの「次の一手」については、今までこのブログでさんざん話題になっています。
       実際、この記事に投稿された 1のSulSup先生のコメント。2の自分のコメント。
      さらには、ブログ左欄の「SulSup先生のコメント集」のバナーから入って、サイト検索に「プロセキソール」と入れてみてください。かなりたくさんの記事が見つかります。
      ですので、yam さんのおっしゃることは、一考に値することだと思います。

       それから、イクスタンジとザイティガは「交差耐性」があり、一方を使うともう一方の効き目はほとんどありません。自分も体験しましたし、自分の主治医も、SulSup先生もそうおしゃっています。
       ですから、新薬は2薬なのですが、実施使えるのは、1薬なのです。またどちらを服用するのかという問題もあります。
       
       高額療養費制度では、70歳を超えると限度額が引き下げられ区分が3種類になりますが、②の区分でも月44,400円です。この額は、ずっと続きます。イクスタンジもザイティガも3割負担で4週間分、10万を超える薬ですので、毎月薬剤の44,400円と検査・診察代を払わなければなりません。
       一方この記事でも書いているように、プロセキソールの薬価は1155円(4週間)です。

       またSulSup先生がよく言われるように、一つの薬剤の有効期間で考えず、2つの作用機序の違った薬の連続を考えて

      ①二次ホルモン剤(プロセキソール、デカドロンなど)→新薬(イクスタンジ・ザイティガ)
      ②新薬(イクスタンジ・ザイティガ)→二次ホルモン剤(プロセキソール、デカドロンなど)

      のどちらが、長く効き、費用対効果も良いかということも考慮された方がいいかもしれません。
       自分だったらこうするという思いがありますが、自分は医療者ではありませんので、体験とそれから得た知識や確度のある情報をお示しするに留めます。
    • 16. yam
    •  
    • 2016年02月16日 03:40
    • 昔帰国子女さん
      一気にイクスタンジまで行くと、確かに一時的には効くでしょうが、その後の選択肢が少なくなることも考えるにいれる必要があると思います。同じD2
      患者として私ならプロセキソールを選びます。何が良いのかは個人差があって分かりませんが、御参考下さい。 
    • 15. 角さん
    •  
    • 2016年02月15日 16:27
    • 昔帰国子女さんへ

      コメントありがとうございます。
       遠隔転移なさっているのに、3年近くCAB療法とAWSを試みられる状態で、小康状態を保たれているというのは、ちょっと驚きです。
       今日、肝転移の局所療法について調べてました。
      どうも、国や県の施設は、
      >原発の前立腺に対するホルモン療法のみで対処。
      なのかなと思えてきました。
      例えば、東大病院。
      「肝細胞癌の患者さんに対するラジオ波焼灼療法の適応について」の3で
      ----------------------------------------------------------------
      肝臓の外、肺や骨などの他の臓器に転移がある場合は、治療が寿命を延ばさない可能性が高いので行わない。
      ----------------------------------------------------------------
      と書いてありました。
      ところが、順天堂大学の椎名秀一朗先生のところでは、
      「転移性肝がんにも積極的にラジオ波治療を実施」と書いてあります。
      http://livercancer-therapy.jp/teniseikangan.html

      自分は最初の肝転移を近くのO内科で行いましたが、いろいろ事情があり、明日がんセンターの主治医と相談し、今後図と順天堂大学で行おうかと思い始めています。

      お父様は今月から、イクスタンジを服薬とのこと、おそらく効くと思います。
      また、コメントください。内臓転移がある方のコメントが少ないのでとても参考になります。(多かったらそれはそれで大変なのですが)

    • 14. 角さん
    •  
    • 2016年02月15日 15:46
    • ひろ爺さんへ

       電磁波については、過敏になっった時期もありましたが、仕事柄、PCを使わざるをえずそれが発する電磁波が、体に影響を及ぼしているかもしれないということは否定しません。(自分は、公立の教員時代は、Windows95の発売位以来、入試の事務を任されたり、早期退職してついた職業はDTP、パソコンインストラクター、さらに中高一貫教育の講師だった時は「情報」という教科を持ち、さらに学校のホームページをつくったり、イントラネットの構想をするなど、この20年近くずっとPCと付き合ってきました。)
       
       それが前立腺がんと関係するかわかりませんが、むしろ教員という職業の「普通ではないストレス(荒れた学校の生徒指導などの)」のほうがずっと大きいかなと思っております。

       ささやかな抵抗かもしれませんが、自分はケータイやスマホは使いません。
      調理をするときは、電子レンジからできるだけ離れます。PCのディスプレイは、2台ともEIZOの少し高いものを使っています。
      こんな感じです。 
    • 13. 昔帰国子女
    •  
    • 2016年02月15日 15:15
    •  初めてコメント書かせていただきます。
      角さんより一回り年上の父が前立腺癌患者の娘です。
       ドセタキセルの半量投与で 強い副作用が出ないのは嬉しいことですが、
      新たな肝転移の今後の対応が心配ですね。
      PSA値も下がって 肝転移の対処も順調にいく事を心よりお祈り申し上げます。

      さて、父の経緯です。
      2013年 6月  血液検査 PSA 5,735で病院から受診指示の電話有り
           7月  GS4+4=8、 骨、リンパ、肺転移有の前立腺癌と診断
              カソデックスとリュープリンのホルモン療法のみ
      2014年     都内の病院に転院して ランマーク注開始
           (最初の病院では 骨管理にランマークを使用しない方針だった為)
              リュープリンからゴナックスへ変更   
      2015年 2月  AWS確認のため 2ヶ月カソデックス休薬。
              カソデックスは20ヶ月服用。PSA最低値は30台      
      2015年 4月  オダインの服用開始
      2015年 12月 オダイン休薬して AWS確認中。
              オダインの服用は8ヶ月。 PSA最低値20台。
      2016年 2月  イクスタンジ服用予定。

      ALPは当初1,000以上だったものが ホルモン療法開始後約半年で正常範囲へ。
      肺転移は当初より画像的に悪化しているものの、原発の前立腺に対するホルモン療法のみで対処。(ガイドライン通りの対応なんですね。角さんの2月6日の内容何回も読ませていただきました)
      骨シンチは2年半の間に4回実施しています。

      遠隔臓器転移している方のコメントが少ないので一方的に長々と失礼致しました。
      では、
      明日の通院 お気をつけて(久しぶりに朝の気温がマイナス予報です)
      同じ埼玉の空の下より応援しております。
    • 12. ひろ爺
    •  
    • 2016年02月15日 11:51
    • 角さんお邪魔します。
      姪にブログの件をメールしたところ、さすがに長年の闘病を支えてきただけに角さんのブログを存じ上げていました。26年半頃からのようです。
      とても勉強してらして、私共のようなものにも理解し易く書かれていて凄いと申していました。
      一つお訊ねしたいことがあります。電磁過敏症(EHS)についてどのような見解をお持ちでしょうか?前立腺がんについての影響は?
      食生活を変えなきゃと思い、貴兄の「がん後」の食と生活改善を参考にさせて頂こうと拝見しているうちに、IKEAのテーブルに置かれている数多くのPCの写真を見て貴兄のITスキルに然もありなんと畏敬の念を覚えました。
      私が数年前に購入したPCの電源アダプターにアース線が付いていました。
      その意味が分からないままに使ってましたが、アースを摂ることで電界が極小化すとか、角さんにとっては極めて常識なのでしょうか?
      EHSについてのチョコチョコとした私なりの勘繰りがあるのですが、SULSUP先生との昨日のキャッチボールを拝読していて書けなくなりました。m(_ _)m 
    • 11. 角さん
    •  
    • 2016年02月14日 22:44
    • SulSup先生へ

      よ~く、わかりました。

       先生の渾身のアドバイス、無にしないように、行動します。
      とりあえずは、明後日、診察があるので主治医と相談します。

       RFAを出来るのに、やってもらえないというは悔しいですね。
      自分の主治医もこのブログを読んでくださっています。
      一生懸命説明してわかってもらい、事態が良い方向へ向かうように努力します。

      どうしてもという場合は、紹介状を書いてもらって、東京の病院を探します。

       何度もなんども、親身になって、率直に言ってくださったこと、涙が出てくるほど嬉しく、もう少し命を大切にしようかと、再々考してみます。

       さっき司馬遼太郎の「この国の形」というNHKの番組を見ていました。何かその番組の中で扱われていたことと、SulSup先生の言葉が相まって、大げさですが日本人の美しさを感じました。
       ありがとうございます。夜も更けて参りました。 
      返答は無用です。
      また明後日か明明後日、ブログに経過を掲載いたします。 
    • 10. SulSup
    •  
    • 2016年02月14日 16:45
    • 角さん
      肝転移が4ヶ月もの間黙っているというのは通常考えられないです。
      通常は、肝転移に最も適した化学療法を早く行わないと、残念ながらバタバタと増えるか、急に増大するか、あるいはその両方とも起こるかです。
      だから、最初肝転移が角さんに出現したとき、本当に1個だけなのですかと確認したと思います。

      角さんの肝転移は例外中の例外なのです。私はその例外に期待したく、局所療法の選択肢もあるかなと判断したのです。

      CTに関しては、DCDに焼き付けてもらい他院に持っていけば、回数は減るのではないでしょうか。
      採血は、データのコピーを見せてあげて回数を下げるしかないと思います。
      また、同じ県内ならば、病院が査定される恐れがありますので、むしろ2度の同じ検査を同じ月にするのは避けるべきです。
    • 9. 角さん
    •  
    • 2016年02月14日 15:51
    • SulSup先生へ

      >ただ、CRPCの患者さんでの肝転移で、例外が1例だけあります。
      >それが「角さん」です。
      >以前RFAをしてからもうすぐに次の肝転移が出現したと思って
      >おられるとは思いますが、
      >これはむしろslow growingと思って良いでしょう。

       こういうところが、患者にはわからないことの典型例です。
      確かにO内科で8月RFAの手術をして、次の転移がんが見つかったのは12月でした。1cmくらいでエコーでは見えないと言われました。そしてがんセンターのCTで1月に1.5cmと確認されました。これが、slow growing なのかは自分には当然のことですが判断できません。
       がんセンターで、局所療法を拒否されると、他病院に行かざるをえませんが、できるだけがんセンターでやって欲しいのです。O内科のO先生はすご腕で肝転移は直していただきましたが、こう言ってはなんですが、それにひきかえ待合室のつくり・椅子とか、病室とか食事とか、事務室の対応とか病院全体が患者本位の医療を目指しているようには感じられません。入院してちょっと懲りました。
       また、病院を二股かけるとわかるのですが、採血・CTなどの検査がダブルです。多い時には時はCTを3~4回やった時もあります。
      ちょっと、どうすればいいのか、迷いと同時に悩みも湧いてきます。 
    • 8. SulSup
    •  
    • 2016年02月14日 13:53
    • 角さん

      そうですね。
      一般的には様々な癌が肝臓に転移すると、かなり進行が早くなるのと、肝転移するということは、もはや全身性の疾患である(癌細胞が血液に混ざって全身に流れていって、転移した場所がたまたま肝臓だったということなので)ということを念頭に置いて治療します。
      ですから、RFAやTAEを行ってもあまり意味はないし、肝機能障害や局所療法の合併症によるデメリット危惧するのです。
      先ほども書きましたが、前立腺癌の肝転移も例外ではなく、骨転移が落ち着いていても、急に進行するのです。
      私は四半世紀以上おそらく千人以上の多くの患者さんを診てきました。肝転移はドセタキセル以降の新規治療薬が登場してきてから頻度が増えています。
      (初発時に既に肝転移があり、ホルモン療法が効いた症例はあります。)
      しかし、どの癌でも肝転移がある患者さんの予後は非常に厳しいのが現状です。
      埼玉がんセンターの先生もそれが分かっているから局所療法はしないといっているのだろうと思います。

      ただ、CRPCの患者さんでの肝転移で、例外が1例だけあります。
      それが「角さん」です。
      以前RFAをしてからもうすぐに次の肝転移が出現したと思っておられるとは思いますが、これはむしろslow growingと思って良いでしょう。
      多発性骨転移があっても、骨の一カ所だけが悪化していることがよくあり、そこに放射線治療をすると、PSAも改善することは既に何度も経験しています。

      ですから、例外的な患者さんには、保健で許されるのなら例外的な治療(局所療法)もありうると考えています。

      先ほど書いた化学療法の併用療法の副作用もそれなりにありますから、リスクとベネフィットを考えると、局所療法もひとつの選択肢と考えています。
    • 7. 角さん
    •  
    • 2016年02月14日 13:03
    • SulSup先生へ

      いろいろ教えていただいてありがとうございます。
      治療の基本的な方針は、前に書いた通りです。
       基本的に、埼玉がんセンターではやらない治療をするために、他の病院を掛け持ちすることはやめにしようと思っています。逆に言えば、埼玉がんセンターでの治療方針で、今後はやっていきたいと思います。

      埼玉がんセンターのサイトの「消化器内科の特色・専門分野」に
      2.切除不能進行がん(食道、胃、大腸、肝臓、胆道、すい臓)
       病状について十分説明しご理解頂いたうえで、最も優れた標準的治療とされる化学療法を行っています。放射線治療部と連携し化学・放射線治療を行っています。また、さらに良い治療法を開発するために、臨床試験や治験など新しい試みも積極的に行っています。
       肝臓がんに対してはラジオ波、経皮的エタノール注入療法、肝動脈塞栓療法、化学療法などを行っております。

      と書いてあったので、期待して2月5日の消化器内科の先生の診断を受けたわけなのですが、「転移がん」は・この限りではないということでしょうか。
       2月5日に診察していただいた消化器内科の先生は、専門が「消化器がん(肝、胆、膵領域)」、資格の欄に「日本臨床腫瘍学会」「がん薬物療法専門医」と書いてありました。その先生の説明が、2月6日のブログの記事、「がん治療再考!--- 消化器内科の先生の話を聞いて」になるわけです。
       この辺のところもう一度主治医と相談してみたいと思います。 
    • 6. SulSup
    •  
    • 2016年02月14日 09:15
    • 角さん
      漂流さんの書かれていることはTAEと呼ばれているものです。
      また3Dプロジェクションマッピングを応用してで手術するというのも、最近なるべく非癌部を傷つけないようにと工夫されてきたものです。

      ただ、RFAもTAEも基本的には考え方は同じです。
      大切なことは肝転移のところを1コずつ潰していくかどうかです。
      私はエンザルタミドやドセタキセル使用中に骨転移は改善しているのに、数ヶ月で急に肝転移が出現してきた症例を何例か経験してきました。可能な患者さんでは転移部位の生検も行い、神経内分泌分化(NED)を診断します。
      それが証明された患者さんでは化学療法はシスプラチンとエトポシドの併用、あるいは、イリノテカンを中心とした化学療法を行い、NSEや転移の改善をみることが期待できます。ただ、これらの化学療法はちょっと副作用に注意しないといけません。

      角さんの場合は例外的にゆっくりと肝転移が生じているようなので、RFAも可能かなと思っています。
      ただ、油断は禁物なので頻回に肝臓も検査してもらう必要があります。

      いずれにしても局所療法と全身療法について主治医の先生、肝臓のエキスパートの先生方といろいろ相談して下さい。 
    • 5. 角さん
    •  
    • 2016年02月14日 05:38
    • 漂流さんへ

       コメントありがとうございます。
      漂流さんは、ヒゲの父さんの掲示板で度々投稿なされていますね。
      -------------------------------------------------------------
      転移癌 投稿者:漂流メール 投稿日:2015年11月20日(金)10時21分18秒
      はじめまして
       私も、前立腺癌と診断をうけ、これから治療がしようと思っているものです。詳細はまだはっきりしないので、はっきりしてから記載したいと思います。私は、定年し、世の中を漂流している感じで生活しています。
       ところで、癌が転移していたら、ホルモン療法と抗ガン剤が中心と判断されますが、ここ1-2年でも癌を外科的に切除する方法が飛躍的に進歩しています。また、論文に現れるところまでいってませんが、例えば、肝臓の癌組織を含む領域を支配している血管を造影剤を用いた、CTで調べ、コンピュータ上に3次元が像を構築して、その部位を手術中にみながら、その血管を探り、けっさくするとか、更には、プロジェクションマッピングを肝臓の上で行い、切除する部位を色でガイドするとかが行われ、難しい切除でも、極めて良い成績を残しています。 こうしたことを考えれば、転移癌も外科的に切除しまくることも、近い将来できるようになると思います。  
      -------------------------------------------------------------
       今回、今回この投稿の延長で、とても詳しく二つの方法が書かれているのですが、漂流さんは、このような手術を経験られた患者さんでしょうか。
       また、この方法による「再発」というのは、どうなのでしょうか。またRFAと比べて何がメリットなのか、おわかりになればお教え願いたいと思います。

       RFAは埼玉がんセンターではしないと、2月5日に消化器内科の先生に言われたばかりですが、 2月16日、また採血・診察、抗がん剤の日なので、主治医に聞いてみます。
      貴重な情報、ありがとうございます。 
    • 4. 漂流
    •  
    • 2016年02月14日 05:14
    •  初めてコメントを書かせて頂きます。肝臓に転移している癌を支配している血管領域を、血管造影剤とCTで明らかにし、血管からカテーテルを入れて、栓塞法で癌を支配している血管の上流を栓塞して、癌を死滅させる方法もあるのではと思いますが如何でしょうか。この方法だと、開腹手術はする必要はなく、身体の負担も軽くなるのではと思います。もし、体力が充分でしたら、開腹で、その領域を切除するのが良いと思います。
       
       続きを書かせて頂きます。 
       開腹で肝臓の癌領域を比較的安全の切除できる技術が開発されています。癌を支配している血管の領域を造影剤とCTで確定した後、3D画像を構築し、それを基に、メスを入れる領域を確定し、それを確実に実行するために、肝臓に対して、プロジェクジェクションマッピングを行い、該当血管の上流を栓塞した形で手術をガイドしますので、間違った領域にメスを入れることが無くなって来ています。 
      消化器外科の先生に相談されればと思います。
      --------------------------------------------------------
      「抗がん剤治療でのPSAの今後を注視。骨転移は改善か!」にコメントされた投稿記事を、こちらに移動しました。ブログは、時系列なのでこちらが皆さんのお目に止まりやすいと思います。元のコメントはそのままにしてあります。(by角さん)
    • 3. SulSup
    •  
    • 2016年02月11日 08:16
    • 角さん

      新規ホルモン療法薬の有用性に関するエビデンスは事実だと思いますが、あくまで製薬会社が良い結果が出ることをあらかじめ想定して行った当たり前の結果です。
      製薬会社が作ったエビデンスです。
      本来、これまでに使用してきた薬剤の後に使用してどれだけさらに予後、QOLを改善させることができるかを評価すべきだと思うのです。
      新薬で副作用が明らかに軽減できるのなら置き換えてもいいかもしれませんが。
      しかし、新薬もそれなりの副作用があり、これまでの薬剤を無視して、古い薬に置き換えて使用するのはどうかと思います。
      ましてや非常に高額な薬で患者さんに経済的な負担を負わせるのは、おかしな話です。
      昨日も書きましたが、おそらく古い薬から使用した方が、経済的にも、予後的にも改善することができるのではないかと思います。
      もちろん、癌ですので、例外はいくらでもあり、新薬を早く使用すべき症例や、抗癌剤を早く使用すべき症例もたくさんあります。
      このように薬の使用方法について理解するためには経験が必要だと思います。

      ただ、一番重要なのは、目の前にいる患者さんにとってどの治療が最善の治療なのかを「患者さんの立場」になって考えるということだと思います。 
    • 2. 角さん
    •  
    • 2016年02月10日 22:36
    • SulSup先生へ

       「がんサポート3月号」の中で。鈴木和浩先生が、「3章の2 従来の二次ホルモン剤、エストラムチンの役割は?」という題で、エチニルエストラジオールや、エストラムチン、プレドニゾロン、デキサメタゾンなどの二次ホルモン療法剤の課題について書いておられます。
       その中でこんな言葉で、説明なさっています。「survival benefit(延命効果) から見ると、エビデンスレベルが低く alternative(選択的な療法)な位置付けにならざるをえない。が、経済的な問題を含めた accessiblity (利用可能性)と、日本では二次ホルモン剤が有効に使用されてきた歴史を考慮すると、その位置付けは変化するものの、一定の役割は維持されると考える。」と書いてらっしゃいます。(注:英語の訳語は by 角さん)

       SulSup先生もほぼ同じ立場ではないでしょうか、「ビカルタミド、フルタミドを使用した後は、同系統の強い薬剤よりも、エストラサイト、プロセキソール、デカドロンといった少し作用機序が異なると考えられる薬剤を使用した方が、良いような気がするのです。」
       3年以上も薬物療法をやってきた自分もこのように考えるようになりました。

       欧米のガイドラインは、アビラテロン、エンザルタミド、ドセタキセルが主軸なわけで、患者さんをあまりたくさん診てこられてない先生方は二次ホルモン系の薬剤を処方した経験もなく、どうしても欧米のガイドラインの薬剤のシ-クエンスに傾くのではないでしょうか。
       
       自分も、がんセンター転院前の主治医がこのようなこと熟知していて、カソデックス→ドセタキセルのあと、女性ホルモン系の薬あるいはステロイド系の薬を処方してくれていたなら、医療費の面もさることながら、事態はかなり違ったものになったと思っております。泌尿器科医のこういう経験の差は、患者にとって致命的な場合になることも多いにありますよね。
    • 1. SulSup
    •  
    • 2016年02月10日 21:52
    • 角さん

       薬の費用について詳細に書いていただいてありがとうございます。
      私個人としては、多少効果が落ちてもそれなりの効果があるのなら、安い方から先に使用していき、その効果がなくなったら、高い薬を使用した方が良いだろうと思っています。
       さらに従来のビカルタミド、フルタミドを使用した後は、同系統の強い薬剤よりも、エストラサイト、プロセキソール、デカドロンといった少し作用機序が異なると考えられる薬剤を使用した方が、良いような気がするのです。
       例えば、新規薬剤の有効期間が10ヶ月、その後に使用するプロセキソールとデカドロンの有効期間が2ヶ月ずつだったと仮定しましょう。
      一方、プロセキソールをとデカドロンを先行して使用すれば、それぞれの有効期間が4か月ずつで、その後に新薬を使用すると有効期間が6ヶ月だったと仮定しましょう。
      どちらの投与方法でも最終的な有効期間が14ヶ月だと思いますが、どちらのほうが経済的で、かつ患者さんが治療法を変更するときに納得されるでしょうか。
      おそらく従来の薬が1ヶ月ずつしか効かないと、患者さんは、「もうこの薬は1ヶ月しか効かないのか」とよりがっかりするのではないでしょうか。
      やはり、患者さんの気持ちになって薬を選択すべきではないかと思います。
      患者さんにとっては、選択肢の多い方がまだいろいろと期待感が増えるのではないかと思います。
      安易に新規薬剤を使用するのはどうかと思います。
      ただ、正直なところ若い医者は従来のプロセキソールやエストラサイトの使用経験があまりないのが実情なので、古い医者がそういうところをしっかりと指導すべきだろうと思います。
       このサイトを読んで、納得してくれる先生が増えるといいのですが。。。
      しかし、私の考えに反対する医者もいるかもしれません。
      そういう医者は、新薬と古い薬の薬価や効果、副作用をしっかり説明して、患者さんが納得した上で使用すべきだと思います。