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「画像検査」、もっとせなあかん! --- 年末の一言
    • 1. ひじき爺
    •  
    • 2016年12月31日 20:57
    • 今年一年、角さんブログととともに日々歩むことができました。ありがとうございました。来年もまた、よろしくお願いいたします。 

I'm looking forward to seeing you. I can't wait!
    • 6. 角さん
    •  
    • 2016年12月31日 06:14
    • まれ姉さん

      「末期の末期」からのスタート、前の方のコメントに行くほど、重さを感じさせていまいたね。でもこの頃は、なんか小康状態が続いている様子。
       今回のコメントなんか、光明さえ感じられられます。ずっと付き添い、前立腺がんを勉強され、主治医の先生と高いレベルで治療のやり取りができたからではないでしょうか。おそらく主治医の先生も「本気」でまれ姉さんの弟さんに向き合ったのです。

       弟さん、メタボに気をつけなければならないくらい、食欲があるんですね。(笑)
      実際自分も体重が、6kg増えてしまっています。薬剤の投与を続けるとメタボになりやすくなるようですから、腹八分めとちょっとした運動がいいかもしれません。

       もう調べられていると思いますが、ランマークを使用する場合の注意があります。
      SulSup先生の 2016年05月09日 07:44 太公望さん に書いたコメントを読んでください。何れにしても、点滴に変わる方法があってよかったですね。

       またNSEが高いとのこと。NSEとProGRPの値を記録しておくのもいいかもしれません。これもいつかSulSup先生が書いてらっしゃいます
      ----------
      SulSup 2015年12月09日 17:53
      まれ姉さん
       NSEとProGRPは肺がんの検査の目的ではなく、前立腺癌で特殊なタイプに変化した場合を検査するためのものです。
       PSAが治療で低下しているにもかかわらず、画像が悪化しているようなときに検査します。(関連:神経内分泌癌)
      ----------
      がんは、心配するときりがありません。そう意味で「嫌気」が指すのですが、病状には波がありますから、それに揺られて付き合っていくしかありません。

      まれ姉さん、来年もよろしくお願いします。自分も大げさかもしれませんがある意味「末期の末期」ですよ。
      それでは、良いお正月を。

    • 5. まれ姉
    •  
    • 2016年12月30日 23:28
    • 角さんへ
      また一年、生きることができました。初めに「末期の末期」等と言われていなければ、命をこれほど意識せずに暮らしてこれたのじゃないか。と家族の私が思います。
      それくらい、「ガン」は状態が落ち着いていても縛られますね。PSA960から始まった弟との暮らし。一年前、主治医からガンはほぼ消えたと言われて、今回も2です。

      今日、回転寿司で8皿目を美味しそうに食べている弟の顔が血色も良い、肌がピカピカツヤツヤしています。私や夫のほうが顔色悪いです。
      イクスタンジのホルモン効果ですね。食べれるから、元気です。50キロ切れたこともあった体重が65キロ。70センチだったお腹も今は94センチ。

      今回の受診では、点滴が入らなくなっていることが主治医にも報告があったのか、「点滴はやめます。変わりに皮下注射にしましょ。一瞬で終わります」と言われました。
      ゾメタがランマークに変わりました。NSE は35で前回共に少し高いです。私は去年のように一喜一憂しなくなっています。「飽きる」ではないけど、落ちついているせいか
      そろそろ、弟は一人で受診したら良いのでは?等と思います。が!来年もまたくっついて行くと思います。

      角さんブログに参加させてもらっているおかげで、付き添いも前向きになれます。
      弟を孤独にさせないでこれました。ありがとうございます。来年もどうぞ宜しくお願いします。



    • 4. 角さん
    •  
    • 2016年12月30日 13:21
    • NORA さんへ

      細かいことですが、成城石井のcoedoビールは、冷えていません。
      ふつうのビールの売り場にはなくて、その背後の棚においてあります。ちょっと見つけにくいかもしれません。(まぁ店員さんに聞けばいいのですが)

      冷えているやつがほしいときは、同じ川越駅西口1FのNewDaysというコンビニで手に入れることができます。
      以上、プチ情報でした。 
    • 3. NORA
    •  
    • 2016年12月30日 11:52
    • 角さん

      成城石井で売っているのですか! ありがとうございます。
      川越線乗り換えなので、改札のすぐ向かいです。ルリ、ぜひ試してみますね。

      ゾーフィゴですが、父の主治医の話を聞いていると、やるなら早い段階で試すほうがよいのだろうな、という印象を受けました。
      (最後の切り札というよりも、先手を打つイメージでしょうか?)
      投与に関する条件を全てクリアできているという点だけでも、一つのチャンスなのだと思います。

      【SulSup先生】
      本年は大変お世話になりました。
      先生のお言葉や存在そのものに、何度も助けられ、励まされました。
      この場を借りて、心よりお礼申し上げます。
      お忙しいとは存じますが、お体を大切によい年をお迎えくださいませ。 
    • 2. 角さん
    •  
    • 2016年12月30日 11:27
    • NORAさんへ

       今年、いろいろコメントをいただきありがとうございました。
      なんとか、今年を生き切れそうです。来年早々、ゾーフィゴの投与になるかもしれませんので、抗がん剤とはしばしお別れです。

      >年末年始は実家で父や母と静かに過ごす予定です。兄や弟も集まりますので、
      >父も喜ぶと思います。
      何よりですね。お父様にとって、この上ないことです。来年も何卒よろしくお願い致します。

      「COEDO」ビールは、アトレに行かなくても、川越駅改札出てすぐの成城石井で売っています。青色のルリというのが一番美味しいと思います。 
    • 1. NORA
    •  
    • 2016年12月30日 09:39
    • 川越といえば「時の鐘」ですね~!
      20年ぶりの同僚との再会とは、感慨深いものがありそうです。
      何より角さんは、英語が堪能でいらっしゃるのが羨ましい……。
      私はオーストラリアで、コーヒーを頼んだら何故かホットドッグが出てきたほどのレベルです(笑)。

      改めまして、本年は大変お世話になり、本当にありがとうございました。
      年末年始は実家で父や母と静かに過ごす予定です。兄や弟も集まりますので、父も喜ぶと思います。
      帰省の途中、角さんが以前お勧めされていた「COEDO」ビールを買ってみるつもりです。(アトレ川越で購入できるようですね!)

      角さんも、穏やかなよいお年をお迎えください。
      また来年も何卒よろしくお願い致します。

転移性前立腺がんが225Ac-PMSA-617の治療で完治 !?

    • 15. SulSup
    •  
    • 2016年12月28日 21:55
    • 角さん あかりさん

      あかりさんのお父様の件もそうですが、造影CTなどの画像検査はなされているでしょうか。
      おそらく前立腺癌が尿道か膀胱に浸潤して、粘膜をやぶり、血尿を引き起こしている可能性があります。
      その場合、まだ放射線を行っていないならば、前立腺部に放射線を当てるのも一つの方法だと思います。
      その他、抗凝固薬を使用していないでしょうか。
      PSAがの上昇の程度に比べて症状の悪化が強いようなので、放射線療法がダメな場合は、イクスタンジを止めて、むしろ抗がん剤(ドセタキセル)に変更した方が良いような気もします。
      やはり直接診察していないので何とも言えません。

    • 14. 角さん
    •  
    • 2016年12月28日 19:33
    • あかりさんへ    そしてSulSup 先生へ 

      コメントありがとうございます。 

      >薬はカソデックス、オダインと効かなくなり、 
      >今はイクスタンジを処方されていますが、 
      >PSAが少しずつ上がってきている状態です。 

      あかりさん!
       新薬の前に、女性ホルモン(例えばプロセキソール)やステロイド系(例えばデカドロン)の投与をSulSup先生は、勧められています。 
       つまり、例として カソデックス、オダイン→プロセキソール→デカドロン→新薬 のような順序で様子を見ながら投与していくのです。 
       新薬が使われる前、先生方はこのような工夫をなされていたのです。特にSulSup先生はこの点に関し、患者さん個々の状態をよく診て新薬が出る前の薬を、活かす投与の試みを意識的にやってらっしゃると思います。 
       自分の場合、2回目に転院した主治医がこういう工夫をしていただけなかったので、順序が逆になってしまいました。つまりカソデックス、オダイン→新薬→プロセキソール→デカドロンそして抗がん剤です。でもなんとかなっていますが、でも悔やまれます、、、。 あかりさんの主治医もすぐ新薬に行ってしまったんですね。

       また、CRPC(去勢抵抗生前立腺がん)になったら、必ず画像検査をすべきだと思います。これもSulSup先生にきつく言われたことです。大げさですが、自分の今があるのは画像検査を定期的(3ヶ月に1度)行って、骨と内臓転移などの動向をモニターしているからです。 
       夜間頻尿ですが、自分は今は通常は1回、多くて2回ぐらいしかトイレに行きません。そういう意味では、夜間頻尿は、前立腺罹患当時は5回ぐらいと酷かったのですが、ほぼ治りました。 

      SulSup 先生 
       あかりさんのお父様の投与すべき薬剤についてですが、もうイクスタンジを投与されていてPSA が上がってきている様子。この時点で、薬剤に関して打つべき手はあるでしょうか。 
       また血尿の原因は、他に考えられませんでしょうか。

    • 13. あかり
    •  
    • 2016年12月28日 18:53
    • 角さんのブログを4年ぐらい前から拝見しています。 
      私の父も角さんが罹患されてちょうど1ヶ月後ぐらいに前立腺がんだと診断されました。年齢も今年62歳になり、歳も近いし症状も似ているので角さんの検診の日はいつも父の診断の日のように緊張しながらブログの更新を待っています。 

      父が前立腺がんだと診断されたときはGS8、PSA354、リンパの転移ありでした。夜間頻尿がひどく、近所の泌尿器科に行ったのですが、PSA値が高すぎて…次の日に市立病院で検査、お正月明けから入院してCTなど色んな検査をしました。 

      薬はカソデックス、オダインと効かなくなり、今はイクスタンジを処方されていますが、PSAが少しずつ上がってきている状態です。 
      今までときどき血尿が出ていたのですが、1週間前に血尿が止まらなくなり、1時間にトイレに行く回数が30回を超えたので無理やり病院に連れて行きました。 
      血尿のせいで尿管が詰まり尿があまり出なくなっていたみたいで、尿道に管を入れて尿が通るように手術をして今は入院中です。 
      医者には癌細胞を刺激しない程度に尿道の邪魔になる癌細胞を摂取したと聞いたのですが、癌細胞は刺激すると怒ってしまう可能性も高いみたいで、尿が出なくなるまではやりたくない手術だと以前言われていたので、次のPSAが大きく上がらないか不安で仕方がありません。 
      角さんも夜間頻尿はひどいのですか?これからもブログを参考にさせていただきますね。

      ※注(角さん)
      「正直、がん治療には飽きてきた。--- 抗がん剤治療の1年。」にコメントをいただいたのですが、ブログは時系列なので、こちらの方に移し目にともマリやすくしました。元のコメントはそのままにしてああります。(悪しからず)
    • 12. SulSup
    •  
    • 2016年12月25日 10:36
    • いちごさん

      前立腺癌は造骨性骨転移が主体ですが、溶骨性になることもあります。
      また、造骨性と溶骨性が混在することもあります。
      溶骨性の場合、骨シンチでは写りにくくなり、ときに全く写らないこともありますので、要注意です。
      ですから、CTやMRIで疑った目で読影しないとわかりにくいことがあります。
      ゾーフィゴの作用機序からすると、溶骨性の場合は効果は低いと思います。
      胸椎転移が痛みの原因であれば、有効かもしれません。
      画像を見ていないので、本当に正しいことは言えませんが、ドセタキセル後の胸椎転移部位だけの悪化なら、なんとなく胸椎転移の部位に放射線を当てた方が良いような気がしますが。
      もちろん、ゾーフィゴと放射線治療は併用した方がより効果的かもしれません。
      主治医としっかり相談されてください。 
    • 11. いちご
    •  
    • 2016年12月24日 22:57
    • 早速のご返事ありがとうございます。わずかな期待と厳しい現実の5年間でした。SulSup先生のご意見もこれからの治療の道標にしていきます。そして来週の検診で痛みの原因があるのか、ひとつずつ整理してみます。
      質問ですが、前立腺がんの骨転移は造骨性であるとはじめに説明を受けたのですが、溶骨性が同時に存在することはあるのですか?
      どちらにしてもゾーフィゴは決定しているので期待したいです。ちなみにPSAは、ホルモン治療最後がプロセキソールで13でした。9月の抗ガン剤を始めるときには39.そして現在79です。
    • 10. SulSup
    •  
    • 2016年12月23日 18:01
    • 角さん

      質問に関してですが、やはり画像を見ない限りは正確なことは言えません。
      びまん性骨転移がある状況では、おそらくゾーフィゴは無意味になる可能性が高いかもしれません。
      ただ、そのなかで、特にひどい骨転移があり、痛みを伴う場合は、そこに放射線を当てて、痛みを軽減する方法はあります。
      局所的な骨転移が放射線治療ができるのは、おそらく数個以内の骨転移で、明らかにそこがPSA上昇の原因だろうと経過から断定できる場合だろうと思います。
      角さんでいうと、以前骨盤部だけ少し悪化しているところがあったと思いますが、そこに放射線を当てると、もしかするとPSAが低下するかもしれません。
      しかし、それも生の写真でないと何とも言えません。
      いちごさんのご主人に関しては、とても若くして前立腺癌の骨転移が見つかったということですが、今第3胸椎だけの骨転移であるならば、そこに放射線を当てることは意味あることかもしれません。
      胸椎が大腿部の痛みの原因かも今は何とも言えません。
      これも、骨転移の経過や、PSAの変化も同時に見ないと何とも言えません。
      骨盤部は本当に骨転移がないのでしょうか。
      また、CTで骨盤内のリンパ節などの軟部組織に転移はないのでしょうか。
      あるいはCTで溶骨性骨転移の有無は確認されているでしょうか。
      大腿部に浮腫などの変化はないのでしょうか。

      ゾーフィゴは1-2カ所だけの骨転移であれば、骨痛改善などの有効性はあるかもしれませんが、生命予後まで改善させるほどの有効性は期待できないだろうと思います。
      胸椎以外にもその他の骨転移がある程度あるのなら、生命予後に関する有効性は期待できるだろうと思います。

      乳癌の骨転移の場合は、まだゾーフィゴは保健で認可されていないため、難しいですね。臨床試験はあるかもしれませんが。
      ただ、言えるのは、ゾーフィゴは造骨性骨転移には有効ですが、溶骨性には効果は厳しいかもしれません。 
    • 9. 角さん
    •  
    • 2016年12月23日 15:34
    • いちごさんへ  そしてSulSup 先生へ

      コメントありがとうございます。
      ブログをご覧いただきありがとうございます。
       D2の患者さん、再発してCRPCになり転移が見つかったり、自分のように腰痛だと思って受診したら前立腺がんで腰痛は骨転移のせいだったんだなんていう方が、結構多いんではないかと考えこんでしまいます。
       ご主人、2011年 46歳で PSA:2308、G.S.:10 
                骨転移はもちろん、肺転移までしていました
      5 年間様々な治療(自分と似たホルモン剤等かな)
            2011年9月 ドセタキセル
            2011年12月 ゾーフィゴ
      そして、「日常は毎日仕事に行き、子供達の世話を焼きすぎる頼もしい父親」
      この状況で、これはすごいです、いや偉いです。常に前向きに病気と付き合ってきたというのがよくわかります。いちごさんも人知れず相当、頑張られたのではないでしょうか。
       自分もまだ骨転移の本格的な痛みを経験してないのでわかりませんが、「脛を何かにぶつけた時のような痛み」と聞いたことがあります。

      SulSup先生、自分もよくわからない点があるのでお聞きしたいことがあります。
      (本当は患者さんそれぞれの画像を見ないとなんとも言えないと思うのですが、)
      ①びまん的な骨転移がある状況で、特に集積のひどい部位がある場合、どんな治療になるのでしょうか。
      ②局所放射線療法ができるのは、どのような骨転移の場合なのでしょうか。
      ③いちごさんのご主人のように、「第3胸椎の転移が明らかに憎悪」、すなわち増悪部位がひどくなっている時でも、ゾーフィゴは効果があるのでしょうか。

       これらのことは、いちごさんのご主人に限らず自分もわからない点です。もしよろしければ、お教え願えると幸いです。(脇道に逸れますが、「心配より信頼」という記事で、小林麻央さんも骨転移の痛みが出てきているとブログで言っています。)
    • 8. いちご
    •  
    • 2016年12月23日 14:22
    • 初めまして、初コメントです。

      わたしもファンの一人というか、勝手に同士と思い込み、何度も角さんのブログ、皆様のコメントを読み共感し、勉強させて頂いてます。

      主人は2011年7月前立腺がんがみつかりました。PSA2308、GS=10 骨転移はもちろん、肺転移までしていました。まだ46歳でした。そしてこの5年間さまざまな治療をうけ、今年の9月よりドセタキセル、来週からはゾーフィゴです。
      車で30分もかからない綜合病院ですが、良い主治医に恵まれ、これまで常に前向きに病気と付き合ってきました。
      しかし、最近抗ガン剤4回目以降、右脚(臀部から大腿骨)に痛みが出るようになりました。主治医からは抗ガン剤の副作用だろうと説明を受けたのですが、本人は不安のようです。骨シンチでも右脚あたりに新たな転移はみられないのですが、ただ第3胸椎の転移が明らかに憎悪しています。その影響で痛みがでているのでは?とも心配しています。
      恐らくこの先骨転移の痛みの治療も考えながらと思うとやはり不安になります。
      ただ日常は毎日仕事に行き、子供達の世話を焼きすぎる頼もしい?父親で助かっています。
      このブログが私の励みであり、大事なバイブルです。角さん、無理せず進んでください。応援しています。 
    • 7. 角さん
    •  
    • 2016年12月23日 13:14
    • Soさんへ

       今日は、まったり過ごしております。抗がん剤を投与すると4~5日目が、体調も気分も底を打つように、悪くることに最近気付きました。この両日は、体というか生命のその波動みたいなものに逆らわず、体を無理に動かすことはしないで、ベッドに横になりながら音楽を聴いたり、最近買ったばかりの格安スマホの操作や機能を試したりして過ごしています。

       さて、お父様、PSA、ALP共に微減
              肺と肝臓に無数に転移していた癌も引き続き縮小、
              肺の方は殆ど綺麗になっておりました。
       根本治療すなわち現段階ではCAB療法で、上記のようになっていくのは、その治療が効いていると思われます。自分のがんは、ひねくれ者で最初の病院の主治医は、いうことを聞かない奴だ!と表現していましたが、お父様のがんは、「いい子」ですね。こうして、急激な変動が起こらず、QOLも下がっていかなければ、万々歳ではないですか。
       ただ不安を感じさせてしまうかもしれませんが、がんは、そう甘くないので「いい子」もすねるときがありますから、変化の予兆があったら、いつでも対処できるようにしておくことは、一方で大切なことと思います。
       まずは、これでクリスマス・お正月を明るく迎えることができるようで、よかったですね~!!。
       自分は、明日、20年以上前に同僚として働いていたアメリカ人のALT (Assistant Language Teacher)が日本に来ているので、おもてなしです。とっても楽しみにしているようなので、それなりのスケジュールを立て、お店も予約しました。さてどうなることやら。 
    • 6. So
    •  
    • 2016年12月23日 12:34
    • 角さん

      角さんのようにご自分の肉体と精神双方を客観的に見つめて、冷静に分析、対処できる方は本当に少ないと思います。そしてそのご自分の経験と知識を惜しみなく後世へと伝える姿勢。角さんはこのブログの中でも、やっぱり教師ですね。そろそろアクセス100万回となりますが、ここを訪れる方々は、単に癌治療の情報を得たいというだけではなく、そんな角さんの”粋な生き方”に感銘を受け、心惹かれているのではないかと思います。(少なくとも私はそうですから。)きっと角さんの「生命の躍動」は一生枯れることはないですよ。

      昨日父の今年最後の定期検診に行ってきましたが、お陰様でPSA、ALP共に微減で、先週撮った最新のCTの結果では、肺と肝臓に無数に転移していた癌も引き続き縮小、肺の方は殆ど綺麗になっておりました。やはりこれらの転移巣は前立腺原発に由来する癌であったようで、CAB療法で上手く抑え込めたようです。

      昨日病院から帰る車の中で、父と新しい目標を立てました。 東京オリンピック。ちょっと、欲張り過ぎですかね...。 

    • 5. 角さん
    •  
    • 2016年12月21日 20:14
    • さっちゃんさんへ

      コメントありがとうございます。
      自分のブログをご覧になっているとのこと、ありがとうございます。
      >Uromasterさんが月に4回配信してくださるメールも購読しております。
      これはすごいですね。
       Uromasterさんは医師なので、無料でそのような情報をみなさんに提供していただければと、いつもサイトを見るたびに感じてしまいます。

       自分のブログは、小難しい部分もありますが、グラフや図表などを多用して分かりやすくすることを心がけています。
       前立腺がんの一患者に過ぎませんけれど、記録だけはしっかり取ってきました。それが積み重なると、意味のあるデータになります。
       そしてその断片的でない情報は、同じ病気を患ってる方に役に立つのではないかと考えてブログを運営しております。
       今後もよろしくお願いします。また折に触れ、コメントしてください。 
    • 4. さっちゃん
    •  
    • 2016年12月21日 19:49
    • はじめまして、私の夫が前立腺がんになった時にPSAの数値を入れて検索して最初にみたブログが角さんのぶろぐでした。そのあともずっと参考にさせていただいております。今回のUromasterさんのブログもよんでおります。皆さんのブログの内容があまりに詳しく専門的なので、私には難しすぎるので、ついていく事もままなりません。Uromasterさんが月に4回配信してくださるメールも購読しております。
      宜しくお願いします。 
    • 3. 角さん
    •  
    • 2016年12月21日 12:15
    • So さんへ

      コメントありがとうございます。お父様、無事年越しができるようで何よりです。
      >第一目標であった‟年越し”は何とか達成間近ですので、明日の結果を見て、
      >父と新しい目標設定をしたいと思っております。

       人間に、思春期 ー青年期 ー成人期 ー壮年期ー 老年期とあるように、前立腺がんの治療にもこのような段階(時期)があるのではないでしょうか。

       自分も過去4年2ヶ月、常に新しい目標設定(成人期 ー壮年期を生きてきたのかな)をしてきました。でもこの頃、この時期区分で言うと、「老年期」に差し掛けかかっているのかもしれません。「がん治療に飽きてきた」というのは、その象徴的な言い方かな。
       でもそういう気持ちが湧き出るのは、弱音などではなく、がん治療に邁進してきたからこそ出てくる、自然のなりゆきのように思えるのですが、どうでしょうか。「がん治療」もさることながら、がんと切り離せないの関係にある「人生=いのち」のこともちゃんと考えたいという気持ちもあります。

       SulSup先生が今日のコメントでお書きになっていますが、
      「いろいろな治療を続けていると、ときどきその治療に対する嫌気みたいな感じが出てくるのは仕方がないとは思います。
      しかし、それを乗り越えていかないといけないと、結果は好転しません。」
      う~ん。「生命の躍動」が枯れてきたということなのでしょうか?
       別にQOLもそう悪くなく、毎日を充実するように過ごし、人間付き合いも多様であるし、ときめきを持って食事をし、好きなこともやっている。心は確かに軽くはありませんが、楽しいことも結構あり、つつがなく日々の暮らしができています。

       考えさせられます。帯津良一大先生の「粋な生き方」でも、もう一度読みかえしますか。  
      「強みばかり見せようとする人は、意外と弱いものです」(帯津 良一)、さりげないこんな一言、沁みますね! 
    • 2. So
    •  
    • 2016年12月21日 10:18
    • 角さん

      今朝電車の中でこのPSMA-617のリンクにあるSimilar Articlesのところを流し読みしましたが、ドイツではこの二人の患者さん以外にも、複数の機関でこの療法の臨床実験がなされ、良い結果が出ているようですね。 まだ海のものとも山のものともつかぬ状態なのだとは思いますが、世界中のお医者様がCRPC撲滅に向けて日々こうした努力を重ねて頂けているということは、心強い希望だと思います。 一日Surviveすればその分だけ、こうした新しい治療の恩恵を受けられる可能性が上がるということですので、角さん、飽きずに頑張ってください。 明日は今年最後の、父の月例診療の日です。 第一目標であった‟年越し”は何とか達成間近ですので、明日の結果を見て、父と新しい目標設定をしたいと思っております。 
    • 1. SulSup
    •  
    • 2016年12月21日 08:10
    • 角さん

      いろいろな治療を続けていると、ときどきその治療に対する嫌気みたいな感じが出てくるのは仕方がないとは思います。
      しかし、それを乗り越えていかないといけないと、結果は好転しません。

      ところで、アクチニウム-225ーPSMAですが、数年後くらいに日本でも臨床試験が始まるかもしれません。
      PSMAは前立腺癌細胞が細胞膜によく発現しているタンパク質で、そのタンパク質を認識する抗体にアクチニウム-225をつなげているのです。
      つまり、ゾーフィゴは骨にしか到達しませんので、骨転移にしか有効性は期待できませんが、アクチニウム-225-PSMAは内臓転移でも前立腺癌細胞がPSMAを発現しているのなら、その癌細胞をやっつけるのです。
      PSMAを用いた前立腺癌の局在診断(残念ながら治療ではありません)についてはもう国内でも臨床試験は行われているようです。
      理論的には、治療においてもかなり期待できますが、現実的にはPSMAを発現していない前立腺癌細胞も多くあると予想されますので、この2例の症例のようにすべてうまくいくとは限りません。


PSA、微増に次ぐ微増-- 基準は無いけど上がり続けると?
    • 12. 角さん
    •  
    • 2016年12月09日 05:35
    • ひまわりさんへ

      ひまわりさもお忙しいのに、コメントの返事。ありがとうございます。サイトのどんな情報より、とても役に立ちます。
       個人によって違うとは思うのですが、ゾーフィゴを実際やられている方で、自分に一番近いケースはひまわりさんのお父さんになると思います。お父さんの経験から、自分の場合どうなるか、少し予想が立ちます。

       ひまわりさんのお父さんのPSAは割と低いんですよね。とっても良い経過ではなかったかなと思います。
      ①投与初回頃PSA 18.449 ALP 310 
       終了時(6回目投与時) PSA 31.518 ALP 263 
      ・おそらく自分は、やってみないとわかりませんが、これでは済まないです。羨ましいです。

      ②併用した薬はデカドロン+ゾメタ
      ・自分は除睾手術をしているので、ゾラデックスは必要ありませんが。
      ・KY先生は、これを標準としていることはわかります。自分はイクスタンジは
      ・無理でも、エストラサイトかプロセキソールを強く要望するつもりです。

      ③ゾーフィゴ6回終了後ですが、ドセタキセル 10回、イクスタンジ服用後のゾーフィゴでしたので次は、カバジタキセルなのかと。
      ・これも自分もだいたい同じになるかな。ドセタキセルがきくようであれば使いますが。

       4回目投与の頃、お父さんんと実際にお会いした時、自分より元気そうな感じがしました。また歯科治療終えられて、ゾメタを再開できるは良かったですね。

      お互い、同じような状況、お互い頑張りましょう。またコメントで質問することがあるかもしれませんがその時はよろしくお願いします。
      (ゾーフィゴの治療は、自分の場合少し不安な面があるものですから) 
    • 11. ひまわり
    •  
    • 2016年12月08日 21:29
    • ひまわりです。

      お返事が遅くなってしまいすみません。

      ①投与初回頃のPSAとALPですが
      PSA 18.449 ALP 310
      終了時(6回目投与時になりますが)
      PSA 31.518 ALP 263 でした。
      5・6回目時、ゾメタ中止。5回目投与時ALP 242この頃が一番下がっています。

      ②併用した薬はデカドロンです。
      進められた薬はありません。ゾメタ、ゾラデックス併用です。

      ③ゾーフィゴ6回終了後ですが、抗がん剤の治療に進むかと思ったのですが先生は「少しこのまま様子をみましょう」とおっしゃっていました。歯科の先生からもゾメタ投与のOKが出たので、次回よりゾメタ復活です。

      ゾーフィゴ終了後の血液検査は診察後に行ったので結果はまだでておりません。
      ドセタキセル 10回、イクスタンジ服用後のゾーフィゴでしたので次は、カバジタキセルなのかと思っております。
      先生に様子をみましょうと言われて、抗がん剤で辛い思いをせずに…という気持ちもありました。
      他にやらなくてはいけないことはないのかという思いもありますが、画像検査もみていただきながら、ゾメタ復活できるので前向きに!進んでいきたいです!

      角さん、私もこのブログに出会えて本当に感謝しています。
      前向きに!
      1歩、2歩さがってしまうこともあるけれど、どれだけ力をいただいているか…

      闘っている皆さん同じ気持ちだと思います。
    • 10. 角さん
    •  
    • 2016年12月07日 15:01
    • まれ姉さんへ

      「私は今も、独り身の弟に付き添え続けるのは角さんのブログのおかげだと思っています。病院に行って、いつも大きな声の主治医に負けないようにお話を聴きもらさないように毎回、気合いを入れます。そんなサポーターを角さんが育てたのですよ。」

       こんな励ましのお言葉、涙が出てきます。ありがとうございます。ましてまれ姉さんは、患者本人ではないのですよね。付き添いの努力と尽力と、弟さんの見守り、前立腺がんの勉強、主治医とのやりとり、診察や点滴の待ち時間、考えただけでも色々なことが頭に浮かび、すごいと思います。

       まれ姉さんの言うように、最近本当に前立腺がんには飽き飽きしているのですが、そうであっても何も変わりません。もう全く治療はしないという心境になったら別ですが、そこまでの度胸は、自分には今の所ありません。ですので、残された治療の道を頑張って進みたいと思っています。

       まれ姉さんのおっしゃることは、だんだん迫力を増してきて、逆に今は自分が励まされているような気がします。病気と向き合って深く生きていると、自身の心がしなやかになっていくような気がします。まれ姉さんから、今そんなことを感じます。
      ありがとうございました。また、コメントください。 
    • 9. まれ姉
    •  
    • 2016年12月07日 11:52
    • 角さん、もうちょっとだけがんばってください。今まで充分がんばってこられたので、病気に飽きたと思われるような角さんの疲れがほんとに伝わってきます。

      いつもうちの弟は角さんを半年遅れで追いかけていると思ってきました。私は影響されてきました。妻でもない姉が、告知後一度も外さず、主治医のお話を40回
      耳を傾け、メモをとりデータを頂いてきました。きっと角さんのブログと出会って、「病気」を知ることが出来たからです。わからない。恐いだけじゃなく興味を持ったのです。
      角さんと違って弟は受け身です。でも進行は穏やかです。この3年半、病気のことを勉強したからといって、「良くなること」とはイコールじゃない。と私もメモをとることがむなしく思ったこともありました。でも今も思い出します。主治医がこのままで半年。治療して2年と言われたことを。今も走れないけどそれ以外のことは出来ます。

      私は今も、独り身の弟に付き添え続けるのは角さんのブログのおかげだと思っています。病院に行って、いつも大きな声の主治医に負けないようにお話を聴きもらさないように
      毎回、気合いを入れます。そんなサポーターを角さんが育てたのですよ。角さんが苛立ち、弱気を吐いても驚きません。どれもこれも生き方です。私は感謝しています。
      弟にもがんばってもらいます。
    • 8. 角さん
    •  
    • 2016年12月07日 06:12
    • SulSup 先生へ

      「ただ、一つだけ言えることは、年齢的なことも含めて、あきらめの境地に入っていくことはまだ早いということと、先のことは考えずに、現在やれることをやって、人生を楽しむということだと思います。」
       医師として、このような言葉を言っていただけるのは、大変尊敬いたします。
      患者さんの病気に立ち向かうだけでなく、先生の「生」に対する思いを述べてくださっているのですから。
       きっと、先生の診察は、患者さんにこのようなことは直接口しなくても、診断の言葉の端々にこのような温かみを感じていることだと思います。

      「あきらめの境地」、そう言われれればそうかもしれません。自分は、「あきらめてはいないのですけれど、ちょっと病気に飽きて、疲れたなぁ」という感じです。
       この4年間、本当にいろんなコースを選んで突っ走ってがんと向かい合ってきましたからね。ここからは2、3の道しかなくなり、どの道も大して変わらないように見えたのです。
       でも、先生に「画像検査」「半量投与」「ゾーフィゴ」とこれで三度目の大きな方向性をいただいたのでそちらの方向に進みます。当然選んだ道では do my best です。
      本日、この1年間の半量投与のデータと、骨シンチのデータをまとめるつもりです。
      先生が、患者の様子を見て進められている半量投与の「裏付け」にもなると思います。
    • 7. 角さん
    •  
    • 2016年12月07日 05:42
    • NORA さんへ

      返信遅れました。

      ちょっとつらいことを聞いてしまって、申し訳ありません。
      バイエル薬品のゾーフィゴ適正使用ガイド「ゾーフィゴ静注」という冊子にも
      重要な基本的注意として、「骨髄抑制」のことが書いてありますね。

      (1) 骨髄抑制があらわれることがあるので,本剤投与開始前及び投与中は定期的に血液検査を行い, 患者の状態を十分に観察すること.異常が認められた場合には,本剤の投与延期又は中止等の適 切な処置*を行うこと。

      これが、ひどい病状だとゾーフィゴは見合わせるということですね。
      貴重な情報ありがとうございました。

      「緩和ケア」ですが、自分も車で5分くらいの近くの中堅病院に「緩和ケア科」があるので、一度紹介状お書いていただいて訪ねておきたいと思っています。まだ先のことなのですが、おそらく相当混んでいると思われるので先手を打っておきたいと思っています。
      在宅看護もありますのでそれもいいです。 
    • 6. SulSup
    •  
    • 2016年12月06日 13:05
    • 角さん

      角さんの思われていることはよく理解できます。
      確かに今後の治療方針はいろいろとその時々で考えていかないといけないだろうと思います。
      PSAやAlpのグラフを見ると、やはり骨転移が少しずつであうが、悪化しつつあるのではないかと思います。
      骨シンチ(BSI)が今後どういう結果になるかですが、少し数値も上昇するかもしれません。
      だから、内臓転移がない今がゾーフィゴの使うタイミングだと思うのです。
      かなり悪化した状態でゾーフィゴを使用しても、焼け石に水みたいなことになる可能性があります。
      もちろん、ゾーフィゴを使用してみてPSAを見てみなければ、単独でも十分なのかどうかはわかりません。
      しかし、日本の統計を見ると、明らかにゾーフィゴ使用中はPSAが悪化する可能性の方が高いと思いますので、以前にも書きましたが、私は他の治療薬との併用をお勧めします。
      理想はゾーフィゴを6回使用することなので、そのためにも併用が良いと思います。
      薬価の問題もあるので、従来のホルモン療法薬だったら支障はないと思います。
      それを行ったあと、またドセタキセルに戻るのか、カバジタキセルに変更するのか、また以前使用したホルモン療法薬に戻るのかは、そのときのPSA, ALp, BAP, BSI, CTなどを調べて考えていくしかないと思います。
      PSAの絶対値も当てになりません。私のCRPC患者さんのPSAの最高値は20,000を超えていましたから。

      ただ、一つだけ言えることは、年齢的なことも含めて、あきらめの境地に入っていくことはまだ早いということと、先のことは考えずに、現在やれることをやって、人生を楽しむということだと思います。
      (もうブルーベリーを栽培したり、美味しいパンを食べたりといろいろと楽しんでいるとは思いますが)
      人生経験の少ない人間が偉そうなことを言って申し訳ありません。
    • 5. NORA
    •  
    • 2016年12月06日 08:21
    • (続きです)
      実は今回、ついに主治医から今後のことについてお話が出ました。
      S医科大国際医療センターは、高度医療を目的とした総合病院なので、1年も無治療であれば当然なのですが……。
      むしろ、これまでは主治医の厚意が大きかったことも理解しているつもりです。

      年明けの診察で、引き継ぎ先の病院について話し合うことになっています。
      ステージとしては緩和ケアになるのでしょうが、泌尿器科があり、S医科大国際医療センターにも出向されている先生に担当してもらえるかもしれません。

      「緩和ケアとは、痛みなどのさまざまな症状を軽減するための処置であって、ターミナルケアとはちょっと違いますよ」と、主治医からはフォローしていただきました。
      確かに、私も混同していたように思います。「前向きに!」ですね。

      言わずもがなですが、これはあくまでも父の事例ですので、副作用にも耐えうる体力や年齢であれば、まったく違う判断になると思います。
      ゾーフィゴの情報としてはあまりお役に立てず恐縮ですが、今後、実際に治療されている方々の有益な情報が、角さんのサイトに書き込まれていくことを強く願っています! 
    • 4. NORA
    •  
    • 2016年12月06日 08:19
    • おはようございます。
      ちょうど角さんが更新されたタイミングでおじゃましていました。
      この場をお借りして、父の現状をご報告させていただきますね。

      父は先週の金曜日が、今年最後の診察日でした。
      そこでゾーフィゴの可能性について改めて聞いたのですが、主治医としては今の父の状態では、副作用のリスクのほうが高いと判断されているようで、「今後も使用するのは、私としてはお勧めできない」とおっしゃいました。

      主治医が担当している患者さんでは、まだゾーフィゴを使用している方はいないのですが、同病院のほかの担当医の患者さんで投与している方がいるとのこと。
      その方たちを見ている限り、やはり骨髄抑制が出ているらしく、
      「これまでのAさん(父)の傾向からすると、QOLが悪くなるだけにとどまらず、骨転移よりもそちらが命取りになる可能性もある。そのリスクと、データ上での延命が認められた期間とを比較した時に、私はリスクのほうが大きいと思います」
      と言われました。

      父はこれまでも、ドセタキセル後(7クール)に使用した抗がん剤(UFT)投与時に肺炎になり、イクスタンジでは白血球・好中球が下がり休薬となりました。
      たぶん、副作用が免疫機能に強く出やすい体質(?)なのだと思います。

      またここ数カ月は貧血がひどく、血色色素が7.5まで下がり、10月に入院して輸血をしました。
      (現在は、血色色素は10台で落ち着いています。基準値よりも低いですが、これ以上高くなると、父の場合は体に負担がかかるのでよくないそうです)

      PSA:1700台、ALP:500台
      (検査結果が実家にあるので、ちょっと記憶が曖昧ですが……)
      ただ、骨転移の増悪はなく、父も痛みは訴えません。
      父の骨シンチ画像を映しながら説明してもらいましたが、この点は主治医も、いつも不思議がっています。 
    • 3. 角さん
    •  
    • 2016年12月06日 07:20
    • SulSup先生へ

      おはようございます。お時間がなければ、2の続きのコメントを読んでいただけるといいかなと思います。

       先生の(SulSupより 2015年10月05日 21:24)でのアドバイスというか的を得ている説明により、今年の1月から、ドセタキセル半量投与に踏み切りました。
      「プロセキソール後で再発した場合は、もうホルモン非依存性と考えるべきで、ホルモン系に固執するのはどうかと思います。
       それよりも治療を変更するとすれば、やはりドセタキセルでしょう。
      ドセタキセルを2週毎に使用するとすると、角さんの年齢と体型、全身状態からすると37.5mg/m2でも良いかもしれません。」

       今年1月から、このアドバイスに基づきドセタキセル半量投与を続けてきましたが、コこれが功を奏し、前の記事の全期間のグラフでもわかるように、自分的に、病状的にこの段階としては、1年間かなりいい状態で生き抜けたと思います。心から感謝感謝です。

      「本当に、がんですか?」と言われることもよくあります。下肢に弱化のしびれ、髪の毛が薄くなったこと、時に憂鬱になることを除いては、QOLはそんなに悪くありません。
      まあ、大腸がんの手術でストーマを装着しなければならなくなったのが最大の変化ですが、今はそれもなれました、便秘などに苦しむよりずっといいです。
      年末を前にして、お礼が言いたく書き込んでいる次第です。

    • 2. 角さん
    •  
    • 2016年12月06日 07:18
    • SulSup先生へ 
      (続きです)
       ただ少し心配していることがあります。
      先生には「それは今でしょ!」とか「まだまだですよ」とか励ましていただいているのですが、自分に残されている武器は、ドセタキセル・ゾーフィゴ・カバジタキセルの三つです。(場合によっては、エストラサイト、プロセキソール)(UFTは話になりませんか?)
       ゾーフィゴ投与の投与が始まったら、4月から7月半ばまでの別の治療・手術で前立腺がんに対して無治療だった期間と同じように、PSAの急激な状況に投与6回24週間見舞われるのでhないかという不安です。

      それで、ゾーフィゴ投与が決定したら、 
      ①ゾーフィゴ6回24週間のうちに ,PSAが大幅上昇したらどうするか。(骨の増悪は考えられないと思いますが) 
      ②ゾーフィゴ6回24週間終了後、おそらくPSA相当高いところ(1000ぐらいは許容範囲ですが)からの治療になると予想されるのですが、どのようにするのが普通なのか。 
      ③これは、消極的な考え方になるのですが、ドセタキセル→カバジタキセル→緩和治療でも5年生存率はなんとかクリアできそうな予感がします。 
       ここに、6回24週ゾーフィゴを挟んでも、根本治療は変わらないと思ますので、予後の違いがイメージできないのです。

       6回24週ゾーフィゴ後の治療や投与中の病状や予後について情報があまりありません。(影山先生にも失礼かもしれませんが、ゾーフィゴを投与した患者さんを多く見ておられるわけではないようです。しかも治療の主体は放射線科になります。が、放射線科との連携を密にするために先生が主治医になられたのかもしれません。それでしたらこれも、ありがたいことです。)

       がん患者として「ゆめ うつつ」中でいろいろ考え精いっぱい生きているのですが、ちょっと弱気に、感じられるかもしれませんが、5年はなんとかsurvivalしそうですが、6年目の予後は、今はイメージ=a hope of survival さえ浮かびません。 
    • 1. 角さん
    •  
    • 2016年12月06日 06:18
    • ひまわりさん ナツコさん NORAさん

      お三人に、それぞれの方々で違った状況ですが、ゾーフィゴのことで、現状を教えてください。

      ◯ひまわりさん
       ひまわりさんの場合、同じ病院の同じ主治医なので今後の参考にしたいと思います。
       ひまわりさんのお父さんは、6回の投与を終えられたと思います。
      ①投与初回頃のPSAとALP、そして6かい終了した時のPSAを教えていただけませんか。
      ②また、併用した薬はデカドロンと書いていました。その他は勧めめられなかったですか。
      ③また、現在、ゾーフィゴ6回を終了されて、どんな治療をされていますか・されていますか。
      よろしくお願いします。

      ◯ナツコさん
       ナツコさんのケースは、大変なのでちょっとお尋ねしにくいのですが、確か、3回目のゾーフィゴを終えられて、PSA : 1001 ALP : 423 と急上昇されたと書いてありました。抗がん剤に戻るかとも書いていましたが、現在どんな治療をされて、お父様の様子どうですか。

      ◯NORAさん
       いつかのコメントで、ゾーフィゴの投与が始まるのでは、お書きになっていました、その後、実際にゾーフィゴの投与をなられていますか。もしなされていたら、
      PSA:1000超 からのゾーフィゴの投与でお父様の現在の病状は、どうでしょうか。
       また、S医科大国際医療センターでは、ゾーフィゴの投与だけの投与ですか、それとも何か併用されていますか。


正直、がん治療には飽きてきた。--- 抗がん剤治療の1年。
    • 9. 角さん
    •  
    • 2016年12月20日 11:05
    • ひじきスキーさんへ

      コメントありがとうございます。お父様のこと、さぞやご心配のことと思います。
      好意的に受け止めていただき本当にありがとうございます。

      「父は
      手術→男性ホルモン系の薬を経て今はリュープリン+エストラサイトでPSA値16程です。
      先日、骨転移も見つかりました。
      悪性度が高いらしく、一つ一つの薬の効く期間が短かかったので、CPRCの状態になるのもそう遠くないと考えています。」

      手術で再発され、CAB治療→リュープリン+エストラサイト(新薬も投薬されましたか)
              PSA : 16
              悪性度が高いらしく→G.S.(グリソンスコア)は?
              骨転移
       一連の流れは、だいたい自分と似ていますね。でもまだ PSA : 16で「再燃」=CRPCにはなってないということですね。
      「治療もまた個人差があり、教科書通りにはいかないものですね。」この認識は、とてもとても大事なことです。いろんな病院の泌尿器科のサイトには、治療のマニュアルやプロトコルを示してある怒ろもあります。あれは単なる目安です。
       SulSup先生が一番嫌うものです。ここの患者に向き合い、年齢によっても病状によってもG.Sによっても転移の有無によっても患者個人個人にょって違うのです。そのような臨床の場で患者の様子を見て治療してくださる主治医に巡り合えるのがいいですね、
       自分の経験上言えることだけ書きます。
       ・エストラサイトを服用するときは血栓症を防ぐ薬を併用して下さい。(やっている
        と思いますが)
        自分の場合主治医がそのことを忘れていて、1週間後から服用しました。
        それが肺血栓塞栓症の遠因になったと思います。
       ・骨転移があれば、骨シンチグラフィーを定期的に
        CTは内臓転移です。

      これ以上専門的なことは、心配なことがあれば SulSup先生に聞くことができますので、遠慮なくコメントして下さい。 
    • 8. 角さん
    •  
    • 2016年12月20日 09:59
    • 隠れファンさん

      コメントありがとうございます。
       題名が「がん治療には飽きてきた」であって「飽きた」でも「飽きてしまった」でも「諦めた」でも「やめた」でもありません。
       下記の記事にも書いているように、もう治療の選択肢があまりなくなった病状でも、どうすればいいかちゃんと前向きに考えて向き合っているつもりです。
      ・2016年11月22日
       「前立腺がん、5年目に --- 5年生存率何とかクリアしたい!」
      ・2016年11月22日
       「PSAは微増 -- そんなの関係ねぇ~。早くゾーフィゴへ!」

      「がん治療には飽きてきた」というのは、考えてもみてください。
      言い訳のように聞こえるかもしれませんが、昨年6月から今年6月までだけでもがんセンターにに23回(通院)、7月以降は12回(通院)、北里メディカル病院に11日入院、NTT東日本関東病院には、通院・入院合わせて35日、すべてを合わせると81日間通院や入院をしているのです。 
    • 7. 角さん
    •  
    • 2016年12月20日 09:58
    • 隠れファンさん
      (続きです)
      さらに、がんセンターで採血・診察・抗がん剤やゾメタ投与の時は、朝6時45分に車で家を出て、順番待ちをして8時過ぎた頃採血、その結果を待って11時ごろ(ほぼ遅れます)に診察。
       12時から抗がん剤の投与ですが、薬の用意・針刺しで30分→生理食塩水・デカドロン10分→ドセタキセル約1時間→ 生理食塩水10分→ゾメタ25分、合わせて2時間以上かかります。それから支払いを済ませ、院外薬局に行って薬をもらうと、もう3時を回っているのです。それから帰宅です、家に着くのはほぼ4時になります。
      患者を見守り、送り迎え、付き添いをしている方もこんな感じではないでしょうか。
      (NTT東日本関東病院の方は東京の五反田なので、大腸がん手術以来、自分はストーマを装着しているので、行くだけでも大変です。)

      「正直、がん治療に飽きてきた」は、そういう通院や検査や入院の日々や病院通いや待ち時間に辟易している表現で、がん治療それ自体をないがしろにしているもではありません。ちょっとした弱音です。自分の治療の記録は皆さんの治療につながるのは十分わかっています。でもやはり自分も人間なのです。誤解を与えてしまって申し訳ありません。

       こんな個人的なことは、ブログに書けませんので、診察の様子や各種データやグラフにしたものを掲載して、皆さんに役に立ってもらおうという気持ちは変わっていません。
      今ブログには、グラフや記録や図表が多いのは、だいたいここで大きな一区切りになるからです。これから先の治療はよほど進行した患者さんしか受けません。でもそれも自分は記録し続けて、ブログに載せていこうと思います。
    • 6. ひじきスキー
    •  
    • 2016年12月20日 09:34
    • 初めてコメントさせて頂きます。

      治療のことをもっと知りたい勉強したい、と調べるうち辿り着いたこのブログ、勝手に角さんに親近感を持ち、SulSup先生のコメントと共に治療の道しるべにさせて頂くようになりました。
      「次の診察は◯月◯日」とブログにあると、その日は「角さんの今日の結果はどうだったのかな」と自分の父同様に気にかけてしまいます^_^;

      私の父も、この病気を患っています。
      罹っているのがわかったのが2012年の秋でした。
      時期的にも角さんと似ていて、勝手にご縁を感じています。

      父は
      手術→男性ホルモン系の薬を経て今はリュープリン+エストラサイトでPSA値16程です。
      先日、骨転移も見つかりました。

      悪性度が高いらしく、一つ一つの薬の効く期間が短かかったので、CPRCの状態になるのもそう遠くないと考えています。
      何でもそうなのでしょうが、治療もまた個人差があり、教科書通りにはいかないものですね。期待と絶望を繰り返しているような気がします。

      角さん、いつもこのブログを頼りにしている方々のため(もちろんそれだけではないと思いますが)、強い意志を持って治療の流れ・記録、そして心のありよう等を示して下さっているのです。
      なかなかそんな気持ちにもなれないかもしれませんが、どうぞ心も休ませて下さいね。

      私自身は当事者家族ですが、家族としてできることをいつも考えています。
      角さんのおっしゃる事、感じる事を読ませて頂いていると、父もこんなことを考えているのかなあと思います。
      先日、笑いをプレゼントしたいと寄席へ行ってきました。
      父の笑顔を見て、私達家族も嬉しくなりました。
      家族でなくても人間関係は、与え与えられですね。
      なんだかとりとめのない文章で申し訳ないのですが、いつも角さんのこのブログに助けられているので、今日はその感謝の気持ちをお伝えしたくコメントさせて頂きました。 
    • 5. 隠れファン
    •  
    • 2016年12月20日 08:18
    • もう自分一人を治療しているわけではないのです。
      このホームページを見ている患者や家族を支えているのです。
      飽きたなんて言われては困ります。
      皆が見ています。いつまでも戦い続けてください! 
    • 4. 角さん
    •  
    • 2016年12月20日 06:00
    • SulSup 先生へ

      >1年半前にあれほど無謀とも言えるようなことをしていた治療に貪欲な角さんは
      >どこに行ってしまったんでしょうか。
      「がん治療に飽きてきた」と書いたので、「治療に貪欲な」→「治療に積極的になれ」ということなのか、「無謀とも言えるようなことをしていた」自分が、標準治療に進み「貪欲」ではなくなり品行方正なって、予後に対して積極的でなくなったと感じられることに対する「独り言」なのかわかりませんせしたので、後者の方のことだと思い、書きます。

       前者の方の意味でお書きになられたのなら、「隠れファンさん」に書いたこと7と8が、その気持ち・考えです。

       無謀な角さんは、死んでしまいました。そして「標準治療に積極的に取り組んむのだ」という呪文の心臓マッサージで蘇生し、無謀な自分ならなかったはずの、この一年もsurvive し、「生」を謳歌まではいかないけど、楽しむことができたのです。
       先生のおかげです。先生は、先生の自分に対する、1回目、2回目、3回目のコメントで先生の臨床の経験から言いにくいことも含めて、物事をはっきりおしゃるので、その発言に何々ならぬ意志感じ「治療の正しさ」を伝えたいのだな、確信したのです。

       また自分の「勘」といったらよいか、もう少し自慢するような言葉で言えば「慧眼」といったらいいか、そういうものが「この医師」は半端ではないと、感じさせたのです。一介の患者に、ここまでしてくれる医師がほかにいますか?
    • 3. 角さん
    •  
    • 2016年12月20日 05:59
    • SulSup先生へ
      (さらに続きです)
       そのからというもの、どんどん軌道修正ができ、生意気ですが、診察の時などその言葉を使わせてもらいました。そして主治医のお考えととすりあわせて、治療を続けました。埼玉がんセンターでの昨年6月8日からの記録は、そう言った治療の上に成り立っています。ほぼ、先生が自分にアドバイスしていただいたような方向性で、治療が進んでいると思いますが?

       そういう意味でいうと、先生は口のヘラないやつを「優等生」にしてくれたのです。前立腺がん治療の「優等生」なんて、好んでなりたくはないですけどね。でも先生から得た貴重な知識、自分が調べに調べたことを元にこのBLOGが信頼性の置けるものになっています。

       掲載した記事、グラフなどに、無謀な治療の部分もあれば、標準治療+先生の臨床の「知」が対照的に6年18日前後を境にして、示されていて、D1、D2の患者さんには、支え・励まし・前立腺がん治療の情報になっている部分も多いと思います。
       ブログが小難しい内容にもかかわらず、おかげさまでもう少しでアクセスが、100万回に達します。これほど苦しんでいる人がいるんだ、と思うと自分の治療での経験・データ・治療の方向性などを虚飾なく掲載し、苦しんでいるみなさんのコメントもいただき情報を共有して、いつものように要望・質問があれば皆さんからの質問にSulSup先生のアドヴァイスや、他の患者さんに対する見立て、標準治療以外の指摘・排除を、掲載していただければと思います。こんな貴重なBLOGは他に例がありません。(自負です。)
    • 2. 角さん
    •  
    • 2016年12月20日 05:58
    • SulSup 先生へ
      (さらに続きです)
       
       SulSup先生にとっては、相当な負担です。ボランティアです。セカンドあるいはサードオピニオン的にコメントして利用する患者さんもいるでしょう。でも先生は、どんな質問にも惜しげもなく、勤務時間の前後や合間を縫って、特には日曜日でもあってもそれに返信してくれたのです。頭が下がります。

       先生、虫がいいのですが今後も、お忙しいとは思いますが、是非ご助力お願いいたします。自分もこのBLOGを書き続けられる限りは続ける覚悟です。

       最後に、この1年間大変お世話になりました。自分だけでなく、ここにコメントを寄せていただいた患者さん・その家族の方々を代表してお礼を申し上げます。ありがとうございました。 
    • 1. SulSup
    •  
    • 2016年12月19日 23:20
    • 角さん

      1年半前にあれほど無謀とも言えるようなことをしていた治療に貪欲な角さんはどこに行ってしまったんでしょうか。
      私の独り言です。。。。
 
転移性前立腺がんが225Ac-PMSA-617の治療で完治 !?
    • 12. SulSup
    •  
    • 2016年12月25日 10:36
    • いちごさん

      前立腺癌は造骨性骨転移が主体ですが、溶骨性になることもあります。
      また、造骨性と溶骨性が混在することもあります。
      溶骨性の場合、骨シンチでは写りにくくなり、ときに全く写らないこともありますので、要注意です。
      ですから、CTやMRIで疑った目で読影しないとわかりにくいことがあります。
      ゾーフィゴの作用機序からすると、溶骨性の場合は効果は低いと思います。
      胸椎転移が痛みの原因であれば、有効かもしれません。
      画像を見ていないので、本当に正しいことは言えませんが、ドセタキセル後の胸椎転移部位だけの悪化なら、なんとなく胸椎転移の部位に放射線を当てた方が良いような気がしますが。
      もちろん、ゾーフィゴと放射線治療は併用した方がより効果的かもしれません。
      主治医としっかり相談されてください。 
    • 11. いちご
    •  
    • 2016年12月24日 22:57
    • 早速のご返事ありがとうございます。わずかな期待と厳しい現実の5年間でした。SulSup先生のご意見もこれからの治療の道標にしていきます。そして来週の検診で痛みの原因があるのか、ひとつずつ整理してみます。
      質問ですが、前立腺がんの骨転移は造骨性であるとはじめに説明を受けたのですが、溶骨性が同時に存在することはあるのですか?
      どちらにしてもゾーフィゴは決定しているので期待したいです。ちなみにPSAは、ホルモン治療最後がプロセキソールで13でした。9月の抗ガン剤を始めるときには39.そして現在79です。
    • 10. SulSup
    •  
    • 2016年12月23日 18:01
    • 角さん

      質問に関してですが、やはり画像を見ない限りは正確なことは言えません。
      びまん性骨転移がある状況では、おそらくゾーフィゴは無意味になる可能性が高いかもしれません。
      ただ、そのなかで、特にひどい骨転移があり、痛みを伴う場合は、そこに放射線を当てて、痛みを軽減する方法はあります。
      局所的な骨転移が放射線治療ができるのは、おそらく数個以内の骨転移で、明らかにそこがPSA上昇の原因だろうと経過から断定できる場合だろうと思います。
      角さんでいうと、以前骨盤部だけ少し悪化しているところがあったと思いますが、そこに放射線を当てると、もしかするとPSAが低下するかもしれません。
      しかし、それも生の写真でないと何とも言えません。
      いちごさんのご主人に関しては、とても若くして前立腺癌の骨転移が見つかったということですが、今第3胸椎だけの骨転移であるならば、そこに放射線を当てることは意味あることかもしれません。
      胸椎が大腿部の痛みの原因かも今は何とも言えません。
      これも、骨転移の経過や、PSAの変化も同時に見ないと何とも言えません。
      骨盤部は本当に骨転移がないのでしょうか。
      また、CTで骨盤内のリンパ節などの軟部組織に転移はないのでしょうか。
      あるいはCTで溶骨性骨転移の有無は確認されているでしょうか。
      大腿部に浮腫などの変化はないのでしょうか。

      ゾーフィゴは1-2カ所だけの骨転移であれば、骨痛改善などの有効性はあるかもしれませんが、生命予後まで改善させるほどの有効性は期待できないだろうと思います。
      胸椎以外にもその他の骨転移がある程度あるのなら、生命予後に関する有効性は期待できるだろうと思います。

      乳癌の骨転移の場合は、まだゾーフィゴは保健で認可されていないため、難しいですね。臨床試験はあるかもしれませんが。
      ただ、言えるのは、ゾーフィゴは造骨性骨転移には有効ですが、溶骨性には効果は厳しいかもしれません。 
    • 9. 角さん
    •  
    • 2016年12月23日 15:34
    • いちごさんへ  そしてSulSup 先生へ

      コメントありがとうございます。
      ブログをご覧いただきありがとうございます。
       D2の患者さん、再発してCRPCになり転移が見つかったり、自分のように腰痛だと思って受診したら前立腺がんで腰痛は骨転移のせいだったんだなんていう方が、結構多いんではないかと考えこんでしまいます。
       ご主人、2011年 46歳で PSA:2308、G.S.:10 
                骨転移はもちろん、肺転移までしていました
      5 年間様々な治療(自分と似たホルモン剤等かな)
            2011年9月 ドセタキセル
            2011年12月 ゾーフィゴ
      そして、「日常は毎日仕事に行き、子供達の世話を焼きすぎる頼もしい父親」
      この状況で、これはすごいです、いや偉いです。常に前向きに病気と付き合ってきたというのがよくわかります。いちごさんも人知れず相当、頑張られたのではないでしょうか。
       自分もまだ骨転移の本格的な痛みを経験してないのでわかりませんが、「脛を何かにぶつけた時のような痛み」と聞いたことがあります。

      SulSup先生、自分もよくわからない点があるのでお聞きしたいことがあります。
      (本当は患者さんそれぞれの画像を見ないとなんとも言えないと思うのですが、)
      ①びまん的な骨転移がある状況で、特に集積のひどい部位がある場合、どんな治療になるのでしょうか。
      ②局所放射線療法ができるのは、どのような骨転移の場合なのでしょうか。
      ③いちごさんのご主人のように、「第3胸椎の転移が明らかに憎悪」、すなわち増悪部位がひどくなっている時でも、ゾーフィゴは効果があるのでしょうか。

       これらのことは、いちごさんのご主人に限らず自分もわからない点です。もしよろしければ、お教え願えると幸いです。(脇道に逸れますが、「心配より信頼」という記事で、小林麻央さんも骨転移の痛みが出てきているとブログで言っています。)
    • 8. いちご
    •  
    • 2016年12月23日 14:22
    • 初めまして、初コメントです。

      わたしもファンの一人というか、勝手に同士と思い込み、何度も角さんのブログ、皆様のコメントを読み共感し、勉強させて頂いてます。

      主人は2011年7月前立腺がんがみつかりました。PSA2308、GS=10 骨転移はもちろん、肺転移までしていました。まだ46歳でした。そしてこの5年間さまざまな治療をうけ、今年の9月よりドセタキセル、来週からはゾーフィゴです。
      車で30分もかからない綜合病院ですが、良い主治医に恵まれ、これまで常に前向きに病気と付き合ってきました。
      しかし、最近抗ガン剤4回目以降、右脚(臀部から大腿骨)に痛みが出るようになりました。主治医からは抗ガン剤の副作用だろうと説明を受けたのですが、本人は不安のようです。骨シンチでも右脚あたりに新たな転移はみられないのですが、ただ第3胸椎の転移が明らかに憎悪しています。その影響で痛みがでているのでは?とも心配しています。
      恐らくこの先骨転移の痛みの治療も考えながらと思うとやはり不安になります。
      ただ日常は毎日仕事に行き、子供達の世話を焼きすぎる頼もしい?父親で助かっています。
      このブログが私の励みであり、大事なバイブルです。角さん、無理せず進んでください。応援しています。 
    • 7. 角さん
    •  
    • 2016年12月23日 13:14
    • Soさんへ

       今日は、まったり過ごしております。抗がん剤を投与すると4~5日目が、体調も気分も底を打つように、悪くることに最近気付きました。この両日は、体というか生命のその波動みたいなものに逆らわず、体を無理に動かすことはしないで、ベッドに横になりながら音楽を聴いたり、最近買ったばかりの格安スマホの操作や機能を試したりして過ごしています。

       さて、お父様、PSA、ALP共に微減
              肺と肝臓に無数に転移していた癌も引き続き縮小、
              肺の方は殆ど綺麗になっておりました。
       根本治療すなわち現段階ではCAB療法で、上記のようになっていくのは、その治療が効いていると思われます。自分のがんは、ひねくれ者で最初の病院の主治医は、いうことを聞かない奴だ!と表現していましたが、お父様のがんは、「いい子」ですね。こうして、急激な変動が起こらず、QOLも下がっていかなければ、万々歳ではないですか。
       ただ不安を感じさせてしまうかもしれませんが、がんは、そう甘くないので「いい子」もすねるときがありますから、変化の予兆があったら、いつでも対処できるようにしておくことは、一方で大切なことと思います。
       まずは、これでクリスマス・お正月を明るく迎えることができるようで、よかったですね~!!。
       自分は、明日、20年以上前に同僚として働いていたアメリカ人のALT (Assistant Language Teacher)が日本に来ているので、おもてなしです。とっても楽しみにしているようなので、それなりのスケジュールを立て、お店も予約しました。さてどうなることやら。 
    • 6. So
    •  
    • 2016年12月23日 12:34
    • 角さん

      角さんのようにご自分の肉体と精神双方を客観的に見つめて、冷静に分析、対処できる方は本当に少ないと思います。そしてそのご自分の経験と知識を惜しみなく後世へと伝える姿勢。角さんはこのブログの中でも、やっぱり教師ですね。そろそろアクセス100万回となりますが、ここを訪れる方々は、単に癌治療の情報を得たいというだけではなく、そんな角さんの”粋な生き方”に感銘を受け、心惹かれているのではないかと思います。(少なくとも私はそうですから。)きっと角さんの「生命の躍動」は一生枯れることはないですよ。

      昨日父の今年最後の定期検診に行ってきましたが、お陰様でPSA、ALP共に微減で、先週撮った最新のCTの結果では、肺と肝臓に無数に転移していた癌も引き続き縮小、肺の方は殆ど綺麗になっておりました。やはりこれらの転移巣は前立腺原発に由来する癌であったようで、CAB療法で上手く抑え込めたようです。

      昨日病院から帰る車の中で、父と新しい目標を立てました。 東京オリンピック。ちょっと、欲張り過ぎですかね...。 

    • 5. 角さん
    •  
    • 2016年12月21日 20:14
    • さっちゃんさんへ

      コメントありがとうございます。
      自分のブログをご覧になっているとのこと、ありがとうございます。
      >Uromasterさんが月に4回配信してくださるメールも購読しております。
      これはすごいですね。
       Uromasterさんは医師なので、無料でそのような情報をみなさんに提供していただければと、いつもサイトを見るたびに感じてしまいます。

       自分のブログは、小難しい部分もありますが、グラフや図表などを多用して分かりやすくすることを心がけています。
       前立腺がんの一患者に過ぎませんけれど、記録だけはしっかり取ってきました。それが積み重なると、意味のあるデータになります。
       そしてその断片的でない情報は、同じ病気を患ってる方に役に立つのではないかと考えてブログを運営しております。
       今後もよろしくお願いします。また折に触れ、コメントしてください。 
    • 4. さっちゃん
    •  
    • 2016年12月21日 19:49
    • はじめまして、私の夫が前立腺がんになった時にPSAの数値を入れて検索して最初にみたブログが角さんのぶろぐでした。そのあともずっと参考にさせていただいております。今回のUromasterさんのブログもよんでおります。皆さんのブログの内容があまりに詳しく専門的なので、私には難しすぎるので、ついていく事もままなりません。Uromasterさんが月に4回配信してくださるメールも購読しております。
      宜しくお願いします。 
    • 3. 角さん
    •  
    • 2016年12月21日 12:15
    • So さんへ

      コメントありがとうございます。お父様、無事年越しができるようで何よりです。
      >第一目標であった‟年越し”は何とか達成間近ですので、明日の結果を見て、
      >父と新しい目標設定をしたいと思っております。

       人間に、思春期 ー青年期 ー成人期 ー壮年期ー 老年期とあるように、前立腺がんの治療にもこのような段階(時期)があるのではないでしょうか。

       自分も過去4年2ヶ月、常に新しい目標設定(成人期 ー壮年期を生きてきたのかな)をしてきました。でもこの頃、この時期区分で言うと、「老年期」に差し掛けかかっているのかもしれません。「がん治療に飽きてきた」というのは、その象徴的な言い方かな。
       でもそういう気持ちが湧き出るのは、弱音などではなく、がん治療に邁進してきたからこそ出てくる、自然のなりゆきのように思えるのですが、どうでしょうか。「がん治療」もさることながら、がんと切り離せないの関係にある「人生=いのち」のこともちゃんと考えたいという気持ちもあります。

       SulSup先生が今日のコメントでお書きになっていますが、
      「いろいろな治療を続けていると、ときどきその治療に対する嫌気みたいな感じが出てくるのは仕方がないとは思います。
      しかし、それを乗り越えていかないといけないと、結果は好転しません。」
      う~ん。「生命の躍動」が枯れてきたということなのでしょうか?
       別にQOLもそう悪くなく、毎日を充実するように過ごし、人間付き合いも多様であるし、ときめきを持って食事をし、好きなこともやっている。心は確かに軽くはありませんが、楽しいことも結構あり、つつがなく日々の暮らしができています。

       考えさせられます。帯津良一大先生の「粋な生き方」でも、もう一度読みかえしますか。  
      「強みばかり見せようとする人は、意外と弱いものです」(帯津 良一)、さりげないこんな一言、沁みますね! 
    • 2. So
    •  
    • 2016年12月21日 10:18
    • 角さん

      今朝電車の中でこのPSMA-617のリンクにあるSimilar Articlesのところを流し読みしましたが、ドイツではこの二人の患者さん以外にも、複数の機関でこの療法の臨床実験がなされ、良い結果が出ているようですね。 まだ海のものとも山のものともつかぬ状態なのだとは思いますが、世界中のお医者様がCRPC撲滅に向けて日々こうした努力を重ねて頂けているということは、心強い希望だと思います。 一日Surviveすればその分だけ、こうした新しい治療の恩恵を受けられる可能性が上がるということですので、角さん、飽きずに頑張ってください。 明日は今年最後の、父の月例診療の日です。 第一目標であった‟年越し”は何とか達成間近ですので、明日の結果を見て、父と新しい目標設定をしたいと思っております。 
    • 1. SulSup
    •  
    • 2016年12月21日 08:10
    • 角さん

      いろいろな治療を続けていると、ときどきその治療に対する嫌気みたいな感じが出てくるのは仕方がないとは思います。
      しかし、それを乗り越えていかないといけないと、結果は好転しません。

      ところで、アクチニウム-225ーPSMAですが、数年後くらいに日本でも臨床試験が始まるかもしれません。
      PSMAは前立腺癌細胞が細胞膜によく発現しているタンパク質で、そのタンパク質を認識する抗体にアクチニウム-225をつなげているのです。
      つまり、ゾーフィゴは骨にしか到達しませんので、骨転移にしか有効性は期待できませんが、アクチニウム-225-PSMAは内臓転移でも前立腺癌細胞がPSMAを発現しているのなら、その癌細胞をやっつけるのです。
      PSMAを用いた前立腺癌の局在診断(残念ながら治療ではありません)についてはもう国内でも臨床試験は行われているようです。
      理論的には、治療においてもかなり期待できますが、現実的にはPSMAを発現していない前立腺癌細胞も多くあると予想されますので、この2例の症例のようにすべてうまくいくとは限りません。